駐車場に車を止めて、
色づいた街路樹の下を少し遠回りして仕事先に向う…
水曜日の午前9時半だと言うのに歩道を歩いている人はいない。
遠回りしたのは、晩秋の気分を味わってみたかったのと、
このところの運動不足を少しでも解消しようと思ったからだ。
地方都市で生活していると1日の歩数は極端に少ない。
それなのに食欲は旺盛、肥るワケだ。
案の定、夕方になって次の仕事に向かう前に、急に甘いものが食べたくなり、
通りがかりのドラッグストアのスイーツコーナーでタルト・タタンを買って車の中で食べた。
夫から着色料やショートニングが入っている市販のスイーツを禁止されているため
一応、成分表を確認して買うようにしているが、
堂々と食べると必ず「砂糖は体によくない」と文句を言われるので、毎回隠れてこっそり食べることにしている。
久々のタルト・タタンは、予想以上に美味であった。
まさに《背徳の味》である。
食べ物にうるさい夫は、ほぼ毎日夕飯を作るためキッチンに立つ。
最近は腕をあげたらしく、食べられないほどマズいものは出てこなくなった。
昨夜も仕事を終えて帰宅してみると
いつものようにオーブンの前で、中を覗いているところだった。
甘いバターの香りがキッチンに充満しているせいでHalがソワソワと落ち着かない。
どうやら
「焼きガキを作っておくから…」
言っていたカキは牡蠣ではなく柿だったようだ。
柿丸々1個を焼きリンゴの要領でバターで焼いたものらしい。
コレを切り口に沿ってスプーンで取り分けながら食べるのだが、
柿の甘さとねっとりしたバターの食感が意外とマッチしている。
だけど、
わざわざ焼く必要があるのかなぁ。
生の柿のほうが私は好きだけれど…
そういえば、ネットのニュースで
柿を食べすぎると《柿胃石》なるものができるという記事を読んだばかりだが、
生でなく焼いた柿でも…だろうか?
それでなくても年に何回かは腹痛で大騒ぎしているのに、
コレで柿胃石なんぞできたら大ごとだ。
(−_−;)
食べ過ぎには気をつけよう。