声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

跡継ぎの悩み

2020-04-15 15:01:39 | 映画・ドラマ・読書
今朝の『エール』を観ていて
思い出した、

郷里の今は亡き伯父たちの事を…。


5人兄弟の末っ子だった実母には、
ひとりの姉と、3人の兄がいた。

その3人のうち、

長男以外の2人の兄が跡継ぎのいない親戚の養子になったという話を…だ。


最初に養子縁組したのは、

母がアキラ兄ちゃんと呼んでいた三男で

親戚と養子縁組をして間もなく、
結核を患って17歳で夭逝したらしいが、


どうしても跡継ぎが欲しいという親戚のために、
祖父母は泣き泣き、次男を養子に出したのだという…。


で、その後どうなったか…というと

母から聞いた話では、

二番目の兄は、どうやら養子縁組した家を継いで嫁をもらい、

すぐに男の子が生まれたようだ…。

その男の子は、

私より10歳も年上だったか、

憶えているのは、
顔がバーブ佐竹そっくりで、

その子のことを母は、

「アツシ兄ちゃんに似れば良かったのに、お嫁さんに似たんだろうね」

と、憎々しそうに言っていた。


結局、

皮肉なもので、

唯一の跡継ぎの長兄は戦死し、

母にとって、たった一人の姉は嫁に行き、

末っ子だった母が婿養子を取る事になったが、

婿養子に入った父との間に生まれた私と妹もヨメに行ってしまったため、

郷里の家は絶えた。


そんな事を思い出した…。


昔は田舎の一般家庭でも、養子縁組はポピュラーな事だったようだ。


それが朝ドラのように大きな商家や、

銀行経営をするような資産家の世襲なら尚のこと、

個人の適正など無視して養子縁組をすることもあったのだろう…。


世襲といえば、

政治家の場合は、どうなのか。


調べてみると世襲議員は、
明治時代の貴族院から始まっているらしい…。

1890年からだというから、

議員世襲制は
かれこれ130年も続いている事になる。

もともと皇族や華族で構成される貴族院がルーツなので

金銭感覚が一般国民とは異なるのは当たり前、

世襲議員は家柄が良くお金持ちが多い。

裕福であるがゆえ、

早くから英才教育を受け

政治家を目指して真面目に勉学に励んだ世襲議員もいる。

それを批判するつもりはない。

だいいち、生まれる家は選べない。

問題は、

政治家の資質がない御子息が世襲した場合だ。

いざと言う時、

国民の負託に応えられないばかりか、

全てにピント外れ。

「未曾有」
「云々」

などの漢字が読めないのは仕方がないが、

世の中の空気が読めないのは困る。

そんな世襲政治家が日本にはいる…

それは、どう考えても困る。


…本当に困るのです。

(ー ー;)














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