『ドゴール空港・TVG乗場』
目的のTGV駅に着くと、11時24分の出発まで、待ち時間が2時間もある。
暫くベンチで休んで、人間ウォッチング。
さすがに、ここでも日本人は一人もいない。
電光掲示板で、自分の乗る予定の5012の列車番号を確認する。
あった・・・でも乗り場の表示は出ていない。
しかも、同じ時間にもう一つ「ニース行き」の電車が出ているらしい。
その下の但し書きを読むと、乗り場表示は列車到着30分前だと書いてある。
隣に座ってきたカップルがイチャツキ始めた。
ベンチがその都度揺れるのが嫌なので、場所を変えることにする。
総合案内所でTGVのチケットを見せて
同じ時間に2つ同じホームから電車が出るようだけれど・・・というと
北と南回りに分かれているのだという。
その表示も30分前にならないと出ないから、待っていてくれとのこと。
案内所においてあったプロヴァンス方面全般と、ドゴール空港発着のTGVが載っている時刻表を見ると、私が乗るのは季節列車らしい。
列車到着30分前、ジャストに乗り場が表示された。
見ると6と書いていある。
だが、同じ時間に出る別のニース行きも6だ。北と南に分かれているらしい。
構内中央にあったインフォメーションブースに行って、私の乗る予定の5012は北か南かと
訊いてみる。
英語は苦手らしい係りの女性が、北乗り場の方向を指差した。
その言葉を信じて、北乗り場へ・・・。
降りたホームの電光掲示板には、間違いなく私の乗る予定の列車番号が表示されていた。
ホームには時間が近づくにつれ、家族連れや犬連れの客で賑わいはじめた。
さすがに小型犬ばかりだ。
犬の乗車料金はタダなのだろうか・・。
ホームに設置されたモニターで自分の座席番号がどの辺りかを確認する。
AM 11:24 定刻通り、列車が入ってきた。
目の前に停まった列車を見て、ギョッとした。
おかしい、列車番号のところが5112になっている。私の乗る予定の列車は5012だ。
しかも行き先表示が「リトル・ヨーロッパ行き」となっているではないか・・。
どうしよう・・列車はまもなく出発だ。
これに乗り遅れたら、次はないかもしれない・・。
ホームには駅員はいない。
本当にこの列車でいいのだろうか、不安になって半分体を入れて中を覗き込んだ時
入り口の「リトル・ヨーロッパ行き」の表示の下のほうに小さな字で「ニース」という文字が見えた。
ただの表示換えミスかもしれない・・・ええいっ、イチかバチか取り合えず乗ってみよう。
間違ったら次で降りればいい。
ドアが閉まった。
世界一速い新幹線TGVは、
ゆっくりとシャルル・ドゴール空港駅を後にして走りはじめた。
目的のTGV駅に着くと、11時24分の出発まで、待ち時間が2時間もある。
暫くベンチで休んで、人間ウォッチング。
さすがに、ここでも日本人は一人もいない。
電光掲示板で、自分の乗る予定の5012の列車番号を確認する。
あった・・・でも乗り場の表示は出ていない。
しかも、同じ時間にもう一つ「ニース行き」の電車が出ているらしい。
その下の但し書きを読むと、乗り場表示は列車到着30分前だと書いてある。
隣に座ってきたカップルがイチャツキ始めた。
ベンチがその都度揺れるのが嫌なので、場所を変えることにする。
総合案内所でTGVのチケットを見せて
同じ時間に2つ同じホームから電車が出るようだけれど・・・というと
北と南回りに分かれているのだという。
その表示も30分前にならないと出ないから、待っていてくれとのこと。
案内所においてあったプロヴァンス方面全般と、ドゴール空港発着のTGVが載っている時刻表を見ると、私が乗るのは季節列車らしい。
列車到着30分前、ジャストに乗り場が表示された。
見ると6と書いていある。
だが、同じ時間に出る別のニース行きも6だ。北と南に分かれているらしい。
構内中央にあったインフォメーションブースに行って、私の乗る予定の5012は北か南かと
訊いてみる。
英語は苦手らしい係りの女性が、北乗り場の方向を指差した。
その言葉を信じて、北乗り場へ・・・。
降りたホームの電光掲示板には、間違いなく私の乗る予定の列車番号が表示されていた。
ホームには時間が近づくにつれ、家族連れや犬連れの客で賑わいはじめた。
さすがに小型犬ばかりだ。
犬の乗車料金はタダなのだろうか・・。
ホームに設置されたモニターで自分の座席番号がどの辺りかを確認する。
AM 11:24 定刻通り、列車が入ってきた。
目の前に停まった列車を見て、ギョッとした。
おかしい、列車番号のところが5112になっている。私の乗る予定の列車は5012だ。
しかも行き先表示が「リトル・ヨーロッパ行き」となっているではないか・・。
どうしよう・・列車はまもなく出発だ。
これに乗り遅れたら、次はないかもしれない・・。
ホームには駅員はいない。
本当にこの列車でいいのだろうか、不安になって半分体を入れて中を覗き込んだ時
入り口の「リトル・ヨーロッパ行き」の表示の下のほうに小さな字で「ニース」という文字が見えた。
ただの表示換えミスかもしれない・・・ええいっ、イチかバチか取り合えず乗ってみよう。
間違ったら次で降りればいい。
ドアが閉まった。
世界一速い新幹線TGVは、
ゆっくりとシャルル・ドゴール空港駅を後にして走りはじめた。