今日は、父を見る番。明日まで、病院に泊まりです。
驚いたことに、夫がルーターを病室に持ち込み、ノートパソコンを使えます。
交替に行ったら、父がぼうっとしていたので、カラオケを勧めてみたら、またまた歌う歌う。
聞こえにくいというので、イヤホンをつけてみたら、びっくりした。それまで、合わなかったリズムや音程がバッチリ。
声も出て以前の父のようにいい声です。
イヤホンのせいで音楽が聞こえていない私も、一緒に唄えるくらいしっかりしています。
何だ、聞こえてなかったんだ。病気のせいだと思っていました。
歌い終わったら、夫が買ってきたスケッチブックに何か書いています。覗いてみたら、なぜか英語。
「thank you my family・・・」
父は自分が歌った曲の名前も覚えれいられませんが、歌ったあとは脳が活性化するようで、歌った後は、何か書いてみたり、読んでみたりしています。
「長生きしたい、愛する家族のために・・・。」と、さっきは日本語で書いていました。
音楽は魂に響くというのは、本当だと思います。
今夜は、レアレアでコンサート。
夕方、桃山南口のIさんの自宅で練習。
レッスン室には、ミロのぐにゃーとなった時計や、エッシャーの不思議な絵とともに、かわいい猫のぬいぐるみや、トトロが所狭しと並んでいます。
「こういうものを見ていると、心がうごくでしょ。心が動くといい演奏ができると思うから。」
噂の体が柔らかくなるお茶を出してくれました。
ニルギリと、何かいろいろ入っているらしですが、薄くて優しい味です。麦の匂いもしました。
丸いボードもありました。ゆるやかな凸面になっていて、その上でフルートを構えると、骨盤が安定して、呼吸が深くなるそうです。
やってみたら、音が少し変わりました。
フルートのためにできることはなんでもやってみるそうです。
ライブハウスで、バルトークなんてIさんも勇気があります。
しかし、心配をよそに、集中して聞いていただいているのが伝わってきました。楽章の途中でも拍手が出て、なかなかいい感触。
今日は、バイオリンのNさんも、Iさんとアンサンブル。エマニュエル・バッハの曲を演奏。
なかなかおもしろい一夜でした。