今度は、東京に飛んだ夫から、梅の写真。「田毎(たごと)の月」と言う名の梅です。赤い車を狙っていれたのなら、なかなか良いセンス。六本木の梅と本人は呼んでいました。
田毎の月というのは、俳句用語で、棚田に移った月のことだそうです。有名なのは、芭蕉のこの句。
元旦は 田毎の月こそ 恋しけれ 芭蕉
棚田は、それぞれの家々で丹精込めて手入れされた田んぼのことです。その田ごとに、美しい月が写っている。華やかではないけれど、どんなの家にもやって来る元旦をやはりどこの田にも写る月が寿いでいる。そんな当たり前の景色がめでたくいとしく思う。と言うような意味かな。
芭蕉は1644~1694年。西洋ではマレやリュリなどが、シャルパンティエ、パッへルベルなど、宗教音楽と吟遊詩人の時代。
日本では、八橋検校、竹本義太夫などが音楽の基礎を築いていました。
吟遊詩人ではなく、放浪の俳人が、招かれて地域の名士と句会などを催して旅していました。
その頃から、現代まで見上げる月だけは世界を照らして変りません。
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