朝レッスンした曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年~1750年)の「ボロネーズ」。
管弦楽組曲第二番BWV1067の中の1曲です。
組曲は4つ書いていますが、フルートが活躍するのは、第2番だけです。
この時代はフルートトラヴェルソと呼ばれる木管のフルートで、音域は最低音がD、最高音がE(下線3本)。
現代のフルートが、最低音CかHから、最高音F~C4オクターブであることから考えると、随分少ない音ですが、その限られた音の中で、バッハはとても深みを感じる音楽を作曲しています。
ポロネーズとは、フランス語でポーランド風と言う意味で、当時流行っていたポーランドの踊りのリズムが取り入れてあります。
間は、フルートがドゥーブル旋律的装飾変奏、オブリガートになり、他の楽器により旋律が演奏されます。
音符はたくさんあっても、ダンスの音楽ということで、4分の3のリズムが明確にでるように演奏しなければなりません。
重厚に思えるテーマも、あくまで、ダンスの音楽であると言うことを忘れずに、楽しみが出るように演奏できるといいですね。
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