音楽の喜び フルートとともに

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梅田でレッスン

2011-06-22 21:32:28 | レクチャー、マスタークラス

このあじさいは、クレナイといいます。近所のクリーニング屋さんの前に咲いていました。可憐で、かわいいです。

今日は梅田でレッスン。
バッハの無伴奏ソナタ。
主となる音をテヌートで、小節の初めの音が多いですが、そのテヌートを、メロディの方向によって、長いもの、半分くらい、またその半分くらいと変えること。
そういうところを探して、リズムやメロディを浮き出さなくては、何をやりたいのかわからなくなってしまいます。

前回も同じことを言われたので、家でやってきましたが、まだ足りない。もっとリズムやメロディを明確にということでした。

クーラウのディベルティメント6番。
これは、曲のことは言われないで、基本奏法を中心に教わりました。
私は、重心がかかとに来やすいので、もっと前のほうに重心を移すこと。
フルートを構えるときに、両手を広げて、大きな木を抱くように前に持ってきて、フルートを持つこと、狭いと呼吸が浅くなりやすい。

重心を右足や左足に動かしてもいい、その場合、必ず前方遠く、大きくフルートを動かすこと、小さく回さない。

やはり、下あごが下がっているので、もっと前に2㎜位は、出して方が良い。そして、その分少し上に向くこと。真下に吹き込むと音がこもりがちになります。

肩の力を抜いて、唇も柔らかく。

途中で、ふっと、「楽器を大切に扱ってあげないと、ストライキ起こすよ。」と言われました。
「あら、実は、当てた自覚はないのですが、Cキーの角度が曲がって、抑えてもタンポがホールからあまりあがらなくなっているんです。今日、リペアも行こうと思って。」
「そうでしょう。楽器がストレスたまってるって言ってるよ。」

なんでわかるんでしょう。
「楽器なんか道具で、何でもいいって思っている人の演奏はうまくって、指がまわっても、なにか冷たい音がするよ。楽器と対話しながら、ありがとうって感謝しながら演奏するんだよ。」

こういうことを言うと、何を言っているんだろうと思われるかもしれませんが、先生が楽器を少し触って、「ありがとう」と思いながら吹いてみると、さっきとぜんぜん違う音がするのです。
音が伸びて、吹きやすい。

もちろん、レッスン後、早速リペアもいつものHさんにしてもらいました。
リペアだってしてくれる人によって全く音が違います。
Hさんに触ってもらうと、楽器が優しく、しかしシャキッとした感じになります。
Kさんだと、固く強くなった感じ、Tさんは優しく丸くなった感じ。
それは、音程がよくなるとか、いわゆるちゃんと鳴るとかとは別のレベルの感覚です。

それぐらいは私でもわかりますが、徐々に変わっていったりすると、自分の腕なのか、楽器のせいなのか悩みます。
まして、人の楽器まではなかなかわかりません。
こういう感性は、まだまだ磨かないと、うまくなれない気がします。


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