ひろの映画見たまま

映画にワクワク

チェチェンへ アレキサンドラの旅

2009-05-13 19:29:55 | 映画
チェチェン、それは悲劇の街という記憶。

そう、そのチェチェンに駐留するソ連軍の兵士の祖母が

キャンプへ訪ねて来る。ちょっと変わった風景だ。

軍隊の中を戸惑いながら移動する老婆。

そのうちキャンプにつき、孫に会ってほっとする。

そして、暑くて寝苦しいキャンプでの生活。

みな優しくしてくれるが、なにかものたりない。

あるとき、キャンプを出て、チェチェンの街中へ

そこで、売り子をしている老婆と出会い、

意気投合、彼女の家へ招かれる。

そこで見る、チェチェンの現状。

しぶとく生きる人たち。

帰り道、若者が送ってくれる。

戦場映画でありながら、戦闘シーンは出ない。

老婆は、一人寂しさをこらえる。

孤独と軍隊の喧噪。

軍隊は若者たちであふれている。

若者と老人、そのふれあいの中で

生きる意義を見出す。

見知らぬ人とふれあい、そして別れ。孫ともひと時の逢瀬。

じっくりとして映画だ。

動きを期待したら、それはない。


コメント (1)
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