ひろの映画見たまま

映画にワクワク

縞模様のパジャマの少年

2010-05-19 19:55:54 | イギリス映画
ユダヤ人虐殺、ホロコーストを新しい視点で描いた痛烈な作品。

縞模様のパジャマの少年とは、ユダヤ人収容所に収監されている少年。

この映画の主人公は、皮肉にも

その収容所の所長の息子である。

第二次大戦時、ベルリンで友達と遊ぶ少年。

収容所の所長を命じられた父にしたがって、田舎へ。

退屈な日々を送るうち、冒険好きな少年は、禁断の裏道から

収容所の近くに、

そこで、一人遊んでいた縞模様のパジャマの少年と

鉄線の柵越しに、交流を始める。

だが、8歳の少年は、収容所のなんたるかを知らず、

たまたま、垣間見た収容所の宣伝映画をうのみにし

収容所を憧れる。

その間映画は、淡々と収容所の管理者側から

収容所の本質を描いている。

だが、少年は真相を知らず、悲劇は起こる。

その悲劇が予感されるや、身の毛がよだつ。

この落差が、この映画の素晴らしいところだ。

あどけない少年が好演。



コメント (1)
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