ひろの映画見たまま

映画にワクワク

プレシャス

2010-05-07 20:19:20 | アメリカ映画
太っちょな黒人娘(16歳)。一見だけでは、ちょっと引きたくなるヒロイン。

でもそのバイタリティーは、映画を大きいものにしてくれる。

貧しさとバイオレンスの黒人街(ハーレム)。

両親にいじめを受ける最低の生活。

その日常の描写は、ちょっと引くほどすさまじい。

綺麗事のドラマをお好みの方は遠慮したほうがいい。

だって、実の父親にレイプされ、二人の子供を生むのだから。

母親は、生活保護を受けている。

そのため、娘は学校にも生かせず、暴力で虐待する。

娘が、出会ったフリースクールの先生。

そこから、彼女の生への挑戦が始まる。

そのバイタリティは、もう誰をも寄せ付けない。

力強い未来が見えて、観客をひきつける。

主演のガボレイ・シディベは、初主演。

監督もほとんど無名の黒人だ。

これはやはり、黒人だからこそできた映画だろう。

コメント (2)
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