ひろの映画見たまま

映画にワクワク

最後の忠臣蔵

2010-12-22 20:13:06 | 日本映画
池宮彰一郎原作の映画化だ。

忠臣蔵の大石内蔵助に隠し子がいた。

主君の命で、隠し子を育て上げ、嫁入りさせる、そんな男の物語だ。

男と女、16年もの間育ててくれた男に、女は情を寄せる。

だが、説得され嫁に行く。

その二人の感情の交差が、素晴らしい美術陣の後押しもあって

杉田監督は、情感深く描いている。

また、役所はそれにこたえる演技が光る。

一方、討ち死にした家族たちを訪れ、その苦労に報いようとするもう一人の

生き残りがいた。

二人を軸に、武士の世界の生き様が重くのしかかる。

武士の定めとして付けなければいけないけじめ。

その感覚は、理解を超える。
コメント (4)
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