ひろの映画見たまま

映画にワクワク

冬の小鳥

2010-12-20 12:24:07 | 韓国映画
監督自身が、家族に捨てられ養護施設で育った経験を持つという。

だからこそ、この映画には、切々と心にしみるものがある。

好きだった父親に捨てられた9歳の少女。

死にかけていた小鳥を助けようと育てる。

自らの境遇を反映しているよう。

だが、この施設、キリスト教の施設だが

子供の自主性を、かなり重要視し、

決して、子供たちを強制せず温かく見守る。

少女の激しい感情は、拒否に始まるが、

やがて、年長の友達ができ、徐々に心が開いていく。

親に捨てられた悲しみは体験していないのでよくわからないが

しかし、彼女はそれをばねにして生きようとする。

くじけながらも、自分の体験を通して成長していく。

淡々と、出来事を綴りながら、子を捨ていく親にたいする

警鐘ともとれる。

最後は、少女の意思で明日が見える。

コメント (2)
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