ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「海炭市叙景」を見る。

2011-01-23 16:32:51 | 日本映画
海炭市、この名前だけでは、台湾映画かとすら思った。

日本映画である。原作の題名のままだ。

実際にロケされたのは、函館。

函館に旅したものには、懐かしい風景。

叙景だから、スケッチみたいなもの。

函館に生きる人のいくつかの光景を描いたもの。

それぞれに、脈絡はない。

ただ、この映画は、かなり現代の日本人の原点に触れるものがある。

兄妹、夫婦、おばあさんと猫、父と子、夫婦と子供。

それぞれの話はつらい。

失業であったり、立ち退きであったり、

新しい仕事であったり、

妻の浮気であったり、

家庭内暴力であったり、

結末は決してハッピーエンドではない。

でもなぜか心に引っ掛かるものがある。

それが映画なのだ。
コメント (4)
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