京義線は、ソウルと中国国境にある新義州を結ぶ鉄路だが、今は国境線で分断され、イムジンガンが終着。
酔っ払って乗り過ごした男と女。イムジンガンで起こされるが、最終列車のため、電車はなく、雪の降る中歩き出す。
ホテルがあったので、二人はそこで一室に泊まる。
男は、地下鉄の運転手で事件を起し、耐えられなくなっている。
女は、不倫相手とうまくゆかず、自暴自棄。
二人は、それぞれの身をおもんぱかり抱き合いながら泣き崩れる。
でも、二人は、それまでは見知らぬ男女。
ここで燃え上がるわけもなく。
ラブロマンスともいえないこの映画。
たんたんと不幸と幸せのはざまをさまよう男女を描いて、
京義線という、南北と、ドイツの壁などもひっかけて何か言いたかったのだろうか?
ちょっと不可解な映画だ。