ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「8月の家族たち」、愛おしいからこそ憎らしい!

2024-02-22 16:15:50 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

MHK BS プレミアム鑑賞  2013年製作

一家の主の失踪を機に、闘病中で薬漬けの母親の下に集まった3姉妹とその家族たちが次第に互いの本音をぶつけ合い、秘密が暴露される様を描いたヒューマンドラマ。

出演者が非常に豪華。しかも演技力を伴っているので、キャスト達のアンサンブルに思わず見入ってしまう。特にジュリア・ロバーツとメリル・ストリープの演技合戦は凄まじいものがある。アカデミーの主演女優賞、助演女優賞ノミネートは誰もが納得。他にもユアン・マクレガー、サム・シェパード、クリス・クーパー、ジュリエット・ルイス、ベネディクト・カンバーバッチ、アビゲイル・ブレスリン等、その顔ぶれだけでも見る価値充分。

オクラホマの片田舎。父親が突然失踪したことをきっかけに、病気のため毎日薬漬けの日々を送る毒舌家の母ヴァイオレットの下に、娘たちが久しぶりに集まる。長女バーバラは浮気した夫と別居中で、反抗期の娘にも手を焼いている。一方、次女カレンは婚約者を連れてきて、三女アイヴィーも恋に夢中。自分勝手な母親とそれぞれの人生を歩む娘たち、そして彼女らを取り巻く男たちの本音が次第に明らかとなり、家族の秘密が暴かれていく。

日本ではこれだけあからさまな、口角バトルは、ちょっとお目にかかれない。

それにしても、複雑に入り組んだ夫婦関係。音楽と背景が慰みに。

ラストの微妙な雰囲気がいい。

 


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