おすすめ度 ☆☆☆☆
NHK BS プレミアム 鑑賞 1954年製作
日本のSF映画の原点であり、かつ特撮怪獣映画という新たなジャンルを切り開いた記念碑的作品。円谷英二の高度な特殊技術と、本多猪四郎のリアリズム溢れるドラマ部分が見事に融合。
戦後間もなくの時代。
水爆実験が行われたすぐ後の作品で。明確な反水爆映画。
原水爆実験によって生まれた、あらゆる武器をものともしない巨大生物ゴジラを撃退する手だてはあるのか。映像の迫力、物語の密度、演出の緊迫感、それら全てがぶち込まれた、特撮怪獣映画の原点にして最高傑作である。
芹沢博士の開発したオキシジェン・デストロイヤーの威力は凄まじく、ゴジラは肉も骨も海の藻屑と消える。これを兵器として使う訳には行かないと自ら命を絶つ芹沢博士。
水爆実験を繰り返せば、ゴジラの同類がまた現れるかも知れない」という有名な警句。
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