おすすめ度 ☆☆☆
ベルギー・フランス合作
「変態村」「地獄愛」のファブリス・ドゥ・ベルツ監督が、同2作に続いてベルギーのアルデンヌ地方を舞台に狂気の愛を描いた、“ベルギーの闇3部作”の最終章。
孤独な12歳の少年ポール(トーマス・ジオリア)は、母親が働く森の奥深くにある精神病院で暮らしていた。ある日、精神的な問題を抱えるグロリア(ファンティーヌ・アルデゥアン)が施設に到着。一目会ったその日からポールは彼女に恋をした。グロリアがポールに助けを求めたことから、周囲の大人たちから逃げるかのような二人の狂気に満ちた逃避行が始まる。
誰が止めても彼女のことを救おうとするポールは恋の魔術に嵌っているのであろうが、時に凶暴化するグロリアによって傷つけられるのは、人の助言に耳を貸さなかった自業自得。
精神的な問題を抱えるグロリアがポールに助けを求めたとたん、彼らの狂気に満ちた闇の逃避行がはじまってしまう…。
いささかこの狂気の少女に辟易させられる。
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