おすすめ度 ☆☆☆★
劇場未公開
第93回アカデミー賞では作品賞のほか、脚本賞、助演男優賞など計5部門で6ノミネート。助演男優賞(ダニエル・カルーヤ)と主題歌賞の2部門を受賞した。
60年代後半、キング牧師暗殺事件などを契機に次第に過激さを増してきた黒人左派組織ブラックパンサー党とそれを抑え込もうと躍起になる権力(FBI)との戦いを描いた社会派ドラマ。60年代から70年代にかけての熱い政治の季節の空気を感じさせる映画。
元窃盗犯からFBIの情報提供者に転じたウィリアム・オニール(ラキース・スタンフィールド)は、ブラックパンサー党のイリノイ支部に潜入し、カリスマ的指導者フレッド・ハンプトン(ダニエル・カルーヤ)に接近する。
その政治的手腕で頭角を現しつつあるハンプトンは、J・エドガー・フーバー率いる捜査当局に睨まれる存在だった。ブラックパンサーとFBIの間で巧みに立ち回りつつ、オニールは葛藤する。はたして彼は良心に従うのか。それとも手段を選ばずハンプトンを制圧せよという命令に従うのか。
実話の映画化、ラスト当人たちが登場。
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