おすすめ度 ☆☆☆★
第81回ゴールデングローブ賞では日本作品で初めてアニメーション映画賞を受賞し、第96回アカデミー賞でも宮崎監督作およびジブリ作品として「千と千尋の神隠し」以来となる2度目の長編アニメーション賞受賞という快挙を成し遂げた。
宮崎監督が原作・脚本も務めたオリジナルストーリーで、タイトルは宮崎監督が少年時代に読んだという、吉野源三郎の著書「君たちはどう生きるか」から借りたもの。
タイトルから、哲学的なものを期待したが、裏切られた。ジブリ作品で、鳥の出てくる空想ファンタジー。
主人公、真人が行方知らずとなってしまった義母を探すために異世界へと旅立つ冒険ファンタジーふうな切り口になっている。だから映画ではほとんど説教臭さを感じることはなかった。
宮崎駿らしい世界観で、過去のジブリ作品の要素が沢山詰め込まれている。独自性を持った作品で、彼の独特な表現に圧倒される。