おすすめ度 ☆☆☆★
NHK BS プレミアム鑑賞 1971年製作
マルセイユからニューヨークへ密輸される3200万ドルのヘロインをめぐって、NY市警のジミー・ドイル刑事、通称“ポパイ”(ジーン・ハックマン)とその相棒ラソー(ロイ・シャイダー)が国際麻薬シンジケートの黒幕を追いつめていく。
フランスとアメリカを結ぶ麻薬密売ルート“フレンチ・コネクション”をめぐって、リアリズム重視のドキュメンタリー・タッチで繰り広げられる骨太の刑事ドラマ。高架鉄道の上下での直線を大いに意識したカーチェイスなど、息をもつかせぬスリルとサスペンスが観る者を圧倒する。アカデミー賞作品賞をはじめ監督賞(ウィリアム・フリードキン)、主演男優、脚色、編集の5部門を制覇した名作中の名作である。
薄汚れたブルックリンの街並みや騒音の地下鉄にガサツえ荒っぽい二人の刑事が動き回るサマを、仁義なき戦い的な手持ちカメラでドキュメンタリー風に演出しているため喧騒のNYを体感できるような作品。
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