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「ぼくたちの家族」、母が末期の脳腫瘍を患って再生する家族の物語

2014-05-30 18:10:13 | 日本映画

おススメ度 ☆☆☆
 家族問題に興味のある方 ☆☆☆☆

早見和真が、実体験を基に記した小説を、「舟を編む」の石井監督が映画化。

東京郊外に住むサラリーマン家族。だが、父は、リストラで始めた事業に失敗借金を背負い込む。

母が、じょじょに、記憶障害となり、ために、静かにしていた家族の本音が暴露されることに。そして病院で末期の脳腫瘍と診断される。

一方、家に母が借りまくったサラ金の付けが。

長男夫婦に子供ができることになり、祝福すべきだが親の借金のため大変なことに。

前半は、こうして、よくないことの連続で、見るほうも暗い気持ちにさせられる。

父は、優柔不断。長男は、引きこもりの経験があるお悩みムード。次男はお気楽トンボで頼りにならない。

母の病気で、初めて、家族が崩壊の危機にあることが露呈する。

しかし、この映画、後半に前向き映画となって復活する。

この辺が、石井監督の面目躍如。

役者たち(父:長塚京三、母:原田美枝子、長男:妻夫木聡、次男:池松壮亮)の熱演が光って、盛り上げる。

東京近郊所帯の、一見どこにでもありそうな風景だ。

医者のセカンドオピニオンが、物語を救うが、現代の医療の在り方を示唆している。



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1 コメント

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ぼくたちの家族 (大正の黄門)
2014-05-30 20:57:05
舟お編む、の完成度からすれば少し物足りないかな?
長男 浩介の引きこもり生活が描けていない、
次男、 俊平役の池松壮亮が此の映画を輝かせていました。
母親、玲子が一家の大黒柱
優柔不断の父親 長塚京三は流石の演技です。
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