箱根一番の難所、檀木坂があり今までの最長の距離を歩く。途中こんもりとした塚の一里塚のある畑宿には箱根寄せ木細工の会館がある。須雲川を渡り、猿滑り坂を越えると甘酒の茶屋が一服場所。ここを過ぎると登りは終わり下り坂になる。
箱根道は1680年、江戸防衛のため、幕府は石を敷き、大きさ、高さを変えて、歩きにくくした、そのため歩行は困難である。
また、「入り鉄砲に出女」と言って幕府は江戸へ持ち込む鉄砲などの武器、つまり「入り鉄砲」と江戸住まいの大名の妻子や家族が無断で江戸を出る「出女」を禁じた。そのため、女性は箱根や新居の関所で厳しく詮議された。
甘酒茶屋から一気に下り、樹齢370年の杉並木を抜けると、そこは芦ノ湖。箱根宿は関署がゴールの16.5kmである。
広重の絵のポイントは箱根の湖水図である。
11月に咲いている花「寒椿」
開花時期は、11/25頃~翌2/10頃。
・濃い紅色が鮮やか。八重咲き。
・花は1枚ずつ散る。
・公害に強い。道路と歩道の間の植え込みなどに
よく植えられる。
・山茶花とは、葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで
なかなか見分けがつかない。
(学名的にもほとんど同じ)
【寒椿】
・枝が横方向に伸びるので背丈が高くならない。
せいぜい高さ1mぐらい。
ただし、「獅子頭(ししがしら)または
立寒椿(たちかんつばき)」と呼ばれる品種
は背丈が高くなるので、
山茶花と区別がつきにくい。
(この品種は寒椿でなく山茶花の一種として
紹介されることもあります)
・花びらの数は多く、14枚以上。
・花びらはあまりしわしわにならない。
(季節の花300より)