元々は海沿いにあったが、大津波などの災害の結果、二度の大移動を行って現在の宿場跡に移転された。現在は商店街になっており、往時の面影を見ることは出来ない。当時の旅籠が現在も旅館として残っている。
富士川を渡ると上流には富士山が見える。国道う1号線がそばを走り、車の往来が激しい。
間(あい)の宿には、岩淵の古刹がある。
東名高速道路富士IC近く、富士川から富士山を眺望する絶景のポイントがある。
東名高速道を越えると蒲原宿である。ここの宿にある大正時代の洋館は、「旧五十嵐歯科医院」。
蒲原宿には、「蒲原夜之雪」の石碑がある。この宿迄11.1kmである。
広重の絵は吉原の左富士。
秋の七草「葛」
開花時期は、 8/15頃~ 9/ 末頃。
・秋の七草の一つ。
・まわりの木々をつるでおおってしまう程の
生命力。ひと夏で10mほど(!)生長する。
つる植物の葛(くず)は、「葛」の字の
もう一つの読み方「かづら」で表現される。
・花は下の方から咲いていく。
・大和の国(奈良県)の国栖(くず)という
ところが葛粉の産地であったところからの命名。
漢字の「葛」は漢名から。
・つるの繊維部分は「葛布(くずふ)」の原料。
(静岡県掛川市特産)
・根は多量のでんぷんを含んでいて、
「葛根(かっこん、解熱の漢方薬)」
になる。葛粉(くずこ)もとれる。
→ 葛餅(くずもち)
・別名 「裏見草(うらみぐさ)」。
葉が風にひるがえると裏の白さが
目立つことから。平安時代には「裏見」を
「恨み」に掛けた和歌も多く詠まれた。
(季節の花300より)