広重の描いた雪之蒲原は、「東海道五十三次」の中でも傑作と言われるが、蒲原は気候が温暖で滅多に雪は降らない。本陣跡や旅籠の建物や大正時代の洋館が残るなど、情緒ある街並みを現在も見ることができる。
油比宿の手前では昔から神沢の塩作りが見られる。由比は桜エビが名物、4月~5月が最盛期で、富士川の河口には干場もある。
蒲原宿から由比宿までは、迫る山と駿河湾に挟まれた細く静かな旧旅籠や民家の町並みが続く。町中に「弥次さん喜多さん」の人形が飾っている。由比本陣公園を過ぎると由比川橋をわたる。ここまで僅か3.9kmである。
広重の絵は、蒲原の夜之雪
秋の七草「藤袴」
開花時期は、10/ 1頃~11/25頃。
・小さいピンク色の花がたくさん咲く。
・花の色が藤(ふじ)色で、花弁の形が
袴(はかま)のようであることから
この名前に。
・全体に桜餅のような香りがする。
・平安時代の女性は、これを干した茎や
葉っぱを水につけて髪を洗った。
また、防虫剤、芳香剤、お茶などにも
利用した。
・葉が3深裂するのが特徴。ほとんど別の
葉っぱのように見えて、元は一つの葉です。
・秋の七草のひとつ。
(季節の花300より)