大礒宿は、南に相模湾、北に大礒丘陵と湘南平に囲まれていた風光明媚な地。広重の五十三次で描かれた街道沿いの松並木は今も健在。明治以降は別荘地として知られ、伊藤博文や島崎藤村などの有名人の別荘が多く建てられたところ。
噂でもよく聞かれる、樹齢200年以上の大礒の黒松の並木は壮観である。街道沿いにこの松の樹齢と歴史を伝える立札がある。
日本三大俳諧道場の一つである、鴫立庵」は、欝蒼と樹木が茂る中にたたずんでいる。西行も芭蕉も訪れていて句碑が残っている。今でも句会などが開かれているそうだ。
大礒の広重ポイントは、「大礒 虎ガ雨」に描かれている黒松並木。広重の浮世絵で雨降りの雨が線状に描かれた情景は珍しい。
次の宿場小河原宿まで15.6kmもある。
11月に咲いている花「シャコバ」
開花時期は、11/10頃~翌1/10頃。
・ブラジル原産。明治時代に渡来。
・茎は四方に垂れ下がる。
・花は茎先に段々に咲く。咲き始めが見事。
色はピンクや赤。
・茎が、海老に似た「蝦蛄(しゃこ)」
(寿司ネタで有名)に似ているところから命名された。
また、ことわざで「蝦蛄で鯛を釣る」
(少ない元手で大きな利を得ること)というのがある。
・別名 「クリスマスカクタス」、
クリスマスの頃に咲くサボテン、の意。
「デンマークカクタス」。
・「蟹葉(かにば)サボテン」というのも蝦蛄葉に
似ているが、
蟹葉サボテンは茎部分にはトゲトゲがなく、
開花時期は2~3月頃で蝦蛄葉より遅いので
両者区別できる。
(季節の花300より)