季節の花「ユリオプスデージー」

名言名句（374）

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。

意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい」『夏目　漱石』


『枕草子』の冒頭に行目にある言葉です。高校時代、国語の時間に

初めてこの一節を耳にしましたが、世の中というものが漠然としか

分かっていない年代であったにもかかわらず、「ああ、これが人生

というものだな。この言葉を、しっかり頭の中にたたきこんでおけ

よいのだな」と思ったものです。利口ぶりを発揮すれば、人間関係

がうまくいかなくなる。人情に溺れてしまうと、おとしめられる。

個性を押し通そうとすつと、人との間柄がギクシャクする。そう

いうことを考えていると、どっちに転んでも人の世は住みにくい

ものだ、というのです。人間は、持てる才能を第三者の前でおおい

に披露したいものです。人情と人情とを、ガッチリ握手させたいも

のです。最後まで後に引かない意地も通してみたいものです。それ

らを自分の思うままにやって見せると、この世の中をうまく渡って

行けない、というのです。自己抑制の大切さを言っているととれば

いいでしょう。

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９月から咲く花「ユリオプスデージー」

開花時期は、 9／25 ～ 翌 5／末頃。
　長い間咲き続ける。
・南アフリカ原産。
　１９７２年に
　アメリカから輸入された。

・花は咲く前は白い房に包まれている。
・葉っぱはおじぎ草に似ている。
　銀白色の茎葉もきれい。
・比較的、寒さに強い。

（季節の花300より）