季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「蒲(がま)」

2018-09-22 04:47:39 | 暮らし
名言名句(391)

「擬人化という言葉があるが、あれは全く逆で、我々人間に残っている

動物的な面を動物が見せてくれているのである」『ローレンツ』



ペットなどを溺愛している人は、周囲の動物を真から可愛がっている

ものと信じています。場合によっては、人間よりも動物の方を可愛が

っていると思い込んでいます。しかし、本当にそうでしょうか。可愛

がってリると信じている心の裏面に、動物蔑視の心理がないでしょう

か。「何を動物に求めて動物を飼うのかーーー。この問いに対しては、

何よりも自分自身はっきりとしていかなければならない」と、動物心

理学者のコンラード・ローレンツ(1903-1989)は言っています。

自分の淋しさを慰めるために、犬や猫、あるいは兎などを飼うことも

あるでしょう。子供の情操教育のために、ということもあるでしょう。

どういう理由で飼うにしろ、兄弟愛のような動物に対する愛情が必要

です。昭和49年に施行された「動物の保護及び管理に関する法律」は、

「動物保護週間」を設け、広く国民の間に動物の愛護と適正な飼育に

ついての関心と理解を深めるようにしています。

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9月に咲いている花「蒲(がま)」

池や沼などの浅い水中に
 群生して生える。

・葉は線形で厚い。

・夏から秋にかけて、
 茶色の花穂が目立つ。
  ”ソーセージ”
  ”ちくわ”
  ”ケチャップをつけてない
   フランクフルト”
 のようでもある♪
 
 冬になるとこの花穂の中から
 綿毛がブワーッと出てきて
 飛散する。
 1本の花穂から出る綿毛には
 約10万個のタネがあるらしい。


・昔はこれで
 ”むしろ”などを作るので
 「くみ」(組)と呼ばれ、
 次第に「かま」になり
 「がま」になった。
 カエルとは関係ないようです。
・朝鮮語の「カム(材料)」
 にも由来する。


・品種としては、穂先の形などで
 「蒲」「小蒲」「姫蒲」に
 分かれるが、
 みんな似てるので、ここでは
 「蒲」ページとして
 まとめて掲載します。

 「蒲(がま)」
   → 穂の部分は7~10cm。
     先端の花と穂とは
     ひっついている。

 「小蒲(こがま)」
   → 穂の部分は約5cm。短い。
     先端の花と穂とは
     ひっついている。

 「姫蒲(ひめがま)」
   → 穂の部分は7~10cm。
     先端の花と穂の間に
     すきまがある。


・「蒲団(ふとん)」の
 「蒲」の字は、
 昔、ガマの綿毛を
 寝具に入れたことから。

 「蒲鉾(かまぼこ)」は、
 最初のころは
 竹輪のような形をしており、
 ガマの花穂に
 似ていたことから。

 「蒲焼(かばやき)」は、
 うなぎを筒状に
 切って焼いていた形が
 ガマの花穂に
 似ていたことから。


・ガマの花粉は
 止血、利尿の漢方薬になる。
 「古事記」によると、
 けがをした
 ”因幡(いなば)の
  白うさぎ”は、
 大国主命(おおくにぬしの
 みこと)の指示で
 ガマの穂にくるまり、
 その花粉で止血して
 傷を治したらしい。

・別名
 「御簾草(みすくさ)」

(季節の花300より)



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