季節の花と言葉の花束

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季節の花「葦(あし)」

2018-09-14 05:31:28 | 暮らし
名言名句(383)

「棺を蓋いて事定まる」『杜 甫』

山あり谷あり、人間の一生は波乱万丈です。画一化された一生を送る人は、

まずいないでしょう。大なり小なり、人それぞれの運命の道のりをたどって、

終焉の日を迎えるのです。善行、悪行入り混じった一人ひとりの生涯。死後

は、同情もあるでしょうが、同情を除いても、その人は冷静に判断されるこ

とになります。棺の中に横たわってまで悪口を言われたくないのが人間です。

できれば、惜しむ声を聞きたいと思います。だからこそ、生前の日頃の行状

に気を付けて、十分に行いを良くしておきたいものです。

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9月に咲いている花「葦(あし)」

水辺でいっぱい
 見かけることがある。
 海岸沿いにも生える。
・茎の中は空洞になっている。
・9月から10月頃にかけて
 穂を出す。

・「あし」は、
 「浅(あさ)」の変化ともいわれる。
  (水の浅いところに生える)
・葉や花穂が片側に寄って
 傾くものもある。 
  「片葉の葦(かたはのあし)」

・葦の茎を乾燥させて編んで作った、
 スダレのことを 
 「葦簣、葭簣」(よしず)
 と呼ぶ。 (reed screen)
 囲いや日よけに使う。

・「蘆」「葭」とも書く。


・別名

 「よし」
   ”あし”は「悪(あ)し」にも
   通ずるため、「善(よ)し」の
   別名をもうけた。

 「難波草(なにわぐさ)」

 「浜荻(はまおぎ)」
  ”難波(なにわ)の葦は、
   伊勢の浜荻”
  (地方によって呼び名が異なる)
   浜荻は、
   オギの別名でもある。


・「茅の輪くぐり」は
  茅萱(ちがや)参照。


・「人間は考える葦である」
  (パスカル)
  (17世紀のフランスの
   物理学者、哲学者)


・「和歌の浦に
  潮みち来れば 潟をなみ
  葦べをさして
  鶴(たづ)鳴きわたる」
   万葉集 山部赤人

 「難波人 葦火たく屋の
  煤(す)してあれど
  おのが妻こそ
  常めづらしき」
   万葉集 

 「葦邊(あしべ)ゆく
  鴨の羽交(はがひ)に
  霜降りて   
  寒き夕(ゆふべ)は
  大和(やまと)し思ほゆ」
   万葉集
   志貴皇子(しきのみこ)

(季節の花30ょり)


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