名言名句(378)
「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」『碧巌録』
中国の宋時代の仏書『碧巌録』にある言葉で、雲門文偃
(うんんもんぶんえん)禅師の句。この言葉を書いた書
をよく見かけます。「一日一日がめでたい日である」と
いう意味で、我々の生活を明るいものにしてくれる言葉
でもあります。仮に、意味が分からなくても、字を見て
いるだけで、何やら楽しい雰囲気を感じさせてくれる
言葉です。現実の生活は、明るい気分を持ち続けようと
心がけても、なかなかそうはいきません。いろんな悩み
事、また不安を背負って暮らさなければならないもので
す。しかし、それに負けてしまっては、これほどつまら
ないこともないでしょう。現実生活のあらゆる苦しみを、
自分の工夫で救うことも、この人生では大切なことなの
です。その手段として、明るくしてくれる自分なりの
言葉を持つことが大事です。その言葉の一つとして、
この「日日是好日」を座右の銘としたらどうでしょう。
===============================
秋の七草「撫子 (なでしこ)」
6月頃から8月頃にかけて開花。
・ピンク色の可憐な花。
縁がこまかく切れ込んでいる。
我が子を撫(な)でるように
かわいい花であるところから
この名前に。
・この撫子を代表とする、
ダイアンサスの花には
英名で「ピンク pink」の
名前があり、
「輝く目」の意味がある。
ピンクという色の語源は
この花にあるらしい。
・早咲きと遅咲きがある。
・よく見られるのは
「河原撫子(かわらなでしこ)」。
河原に生えるとも限らないが、
なぜか、この名前。
野、山、高原どこででも見かける。
どちらかというと
日当たりのよい草原・・。
・中国から平安時代に渡来した、
「唐撫子(からなでしこ:石竹)」
に対して、
在来種を
「大和撫子(やまとなでしこ)」
と呼ぶ。
日本女性の美称によく使われる。
・秋の七草のひとつ。
・4月25日の誕生花(美女撫子)
8月11日の誕生花(河原撫子)
・花言葉は
「長く続く愛情」(美女撫子)
「貞節」(河原撫子)
・「野辺(のへ)見れば
撫子の花 咲きにけり
わが待つ秋は 近づくらしも」
万葉集 作者不詳
「秋さらば
見つつ偲(しの)へと
妹(いも)が植えし
屋戸の撫子
咲きにけるかも」
万葉集 作者不詳
「わが屋戸に
まきし撫子 いつしかも
花に咲きなむ
なそへつつ見む」
万葉集 大伴家持
「久方の
雨は降りしく 撫子が
いや初花に 恋しきわが背」
万葉集 大伴家持
「うら恋し
わが背の君は 撫子が
花にもがもな
朝な朝(さ)な見む」
万葉集 大伴池主
「草の花は、なでしこ。
唐のはさらなり、
大和のもいとめでたし」
枕草子
清少納言
(せいしょうなごん)
「ゆかしくば
行きても見ませ 雪島の
巌に生ふる 撫子の花」
金槐和歌集 源実朝
「御地蔵や
花なでしこの 真中に」
小林一茶
(季節の花300より)
「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」『碧巌録』
中国の宋時代の仏書『碧巌録』にある言葉で、雲門文偃
(うんんもんぶんえん)禅師の句。この言葉を書いた書
をよく見かけます。「一日一日がめでたい日である」と
いう意味で、我々の生活を明るいものにしてくれる言葉
でもあります。仮に、意味が分からなくても、字を見て
いるだけで、何やら楽しい雰囲気を感じさせてくれる
言葉です。現実の生活は、明るい気分を持ち続けようと
心がけても、なかなかそうはいきません。いろんな悩み
事、また不安を背負って暮らさなければならないもので
す。しかし、それに負けてしまっては、これほどつまら
ないこともないでしょう。現実生活のあらゆる苦しみを、
自分の工夫で救うことも、この人生では大切なことなの
です。その手段として、明るくしてくれる自分なりの
言葉を持つことが大事です。その言葉の一つとして、
この「日日是好日」を座右の銘としたらどうでしょう。
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秋の七草「撫子 (なでしこ)」
6月頃から8月頃にかけて開花。
・ピンク色の可憐な花。
縁がこまかく切れ込んでいる。
我が子を撫(な)でるように
かわいい花であるところから
この名前に。
・この撫子を代表とする、
ダイアンサスの花には
英名で「ピンク pink」の
名前があり、
「輝く目」の意味がある。
ピンクという色の語源は
この花にあるらしい。
・早咲きと遅咲きがある。
・よく見られるのは
「河原撫子(かわらなでしこ)」。
河原に生えるとも限らないが、
なぜか、この名前。
野、山、高原どこででも見かける。
どちらかというと
日当たりのよい草原・・。
・中国から平安時代に渡来した、
「唐撫子(からなでしこ:石竹)」
に対して、
在来種を
「大和撫子(やまとなでしこ)」
と呼ぶ。
日本女性の美称によく使われる。
・秋の七草のひとつ。
・4月25日の誕生花(美女撫子)
8月11日の誕生花(河原撫子)
・花言葉は
「長く続く愛情」(美女撫子)
「貞節」(河原撫子)
・「野辺(のへ)見れば
撫子の花 咲きにけり
わが待つ秋は 近づくらしも」
万葉集 作者不詳
「秋さらば
見つつ偲(しの)へと
妹(いも)が植えし
屋戸の撫子
咲きにけるかも」
万葉集 作者不詳
「わが屋戸に
まきし撫子 いつしかも
花に咲きなむ
なそへつつ見む」
万葉集 大伴家持
「久方の
雨は降りしく 撫子が
いや初花に 恋しきわが背」
万葉集 大伴家持
「うら恋し
わが背の君は 撫子が
花にもがもな
朝な朝(さ)な見む」
万葉集 大伴池主
「草の花は、なでしこ。
唐のはさらなり、
大和のもいとめでたし」
枕草子
清少納言
(せいしょうなごん)
「ゆかしくば
行きても見ませ 雪島の
巌に生ふる 撫子の花」
金槐和歌集 源実朝
「御地蔵や
花なでしこの 真中に」
小林一茶
(季節の花300より)