名言名句(379)
「小さな朝日は少女の心」『光 秋』
東京の都心にある或る区の高齢者センター主催の公開講座へ、週一回、
詩の作り方を教えに通ったことがあります。半年ちかく、お年寄りに、
詩の話、詩の実作を指導したわけですが、今振り返っても、楽しく、
活気のある講座の雰囲気でした。定員20名のところ、常時十数名お年
寄りが集まりました。係員の話では、聴講率が抜群にいいということ
で、私は、少々鼻を高くすることが出来ました。お年寄りと言っても、
全般に若々しく、とても、平均年齢が七十いくつ、というふううには
見えません。十数名のお年寄りの中で、男性は一人でした。この方は、
お歳を聞くと82歳ということでしたが、髪の毛は染めているので、
どうみても60歳代の終わりにしか見えません。とにかく、歳を取って
からでも、詩を書いてみようというのですから、みなさん若々しかった
のでしょう。
==============================
秋の七草「葛(くず)」
開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。
・秋の七草の一つ。
・まわりの木々を
つるでおおってしまう程の生命力。
ひと夏で10mぐらい生長する。
・花は下の方から咲いていく。
・大和の国(奈良県)の
国栖(くず)というところが
葛粉の産地であったところ
からの命名。
漢字の「葛」は漢名から。
・つるの繊維部分は
「葛布(くずふ)」の原料。
(静岡県掛川市特産)
・根には
多量のでんぷんを含んでいて、
「葛根(かっこん、
解熱の漢方薬)」
になる。
葛粉(くずこ)もとれる。
→ 葛餅(くずもち)
・別名
「裏見草(うらみぐさ)」。
葉が風にひるがえると
裏の白さが
目立つことから。
平安時代には「裏見」を
「恨み」に掛けた和歌も
多く詠まれた。
・「ま葛原
なびく秋風 吹くごとに
阿太(あた)の大野の
萩が花散る」
万葉集 作者不詳
「梨棗(なつめ)
黍(きび)に
粟(あは)つぎ
延(は)ふ葛の
後も逢はむと 葵花咲く」
万葉集 作者不詳
「葛の風
吹き返したる 裏葉かな」
高浜虚子
(季節の花300より)

「小さな朝日は少女の心」『光 秋』
東京の都心にある或る区の高齢者センター主催の公開講座へ、週一回、
詩の作り方を教えに通ったことがあります。半年ちかく、お年寄りに、
詩の話、詩の実作を指導したわけですが、今振り返っても、楽しく、
活気のある講座の雰囲気でした。定員20名のところ、常時十数名お年
寄りが集まりました。係員の話では、聴講率が抜群にいいということ
で、私は、少々鼻を高くすることが出来ました。お年寄りと言っても、
全般に若々しく、とても、平均年齢が七十いくつ、というふううには
見えません。十数名のお年寄りの中で、男性は一人でした。この方は、
お歳を聞くと82歳ということでしたが、髪の毛は染めているので、
どうみても60歳代の終わりにしか見えません。とにかく、歳を取って
からでも、詩を書いてみようというのですから、みなさん若々しかった
のでしょう。
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秋の七草「葛(くず)」
開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。
・秋の七草の一つ。
・まわりの木々を
つるでおおってしまう程の生命力。
ひと夏で10mぐらい生長する。
・花は下の方から咲いていく。
・大和の国(奈良県)の
国栖(くず)というところが
葛粉の産地であったところ
からの命名。
漢字の「葛」は漢名から。
・つるの繊維部分は
「葛布(くずふ)」の原料。
(静岡県掛川市特産)
・根には
多量のでんぷんを含んでいて、
「葛根(かっこん、
解熱の漢方薬)」
になる。
葛粉(くずこ)もとれる。
→ 葛餅(くずもち)
・別名
「裏見草(うらみぐさ)」。
葉が風にひるがえると
裏の白さが
目立つことから。
平安時代には「裏見」を
「恨み」に掛けた和歌も
多く詠まれた。
・「ま葛原
なびく秋風 吹くごとに
阿太(あた)の大野の
萩が花散る」
万葉集 作者不詳
「梨棗(なつめ)
黍(きび)に
粟(あは)つぎ
延(は)ふ葛の
後も逢はむと 葵花咲く」
万葉集 作者不詳
「葛の風
吹き返したる 裏葉かな」
高浜虚子
(季節の花300より)
