季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「水蠟の木 (いぼたのき)」

2019-05-21 04:47:17 | 暮らし
名言名句(629)

「いのち芽ぶく音のやさしさ 春の街人とのとの別れ

あたたかきかな」『小瀬 洋喜(おせ ようき)』


学者としての目が歌人の目に変貌するとき、芽ぶくものの音をきき、

打たれぬ手の温かさを感じるのです。人は、日々の暮らしの中で、

より人間らしく生きたいと願っているものです。その願いを、小瀬

洋喜は、短歌を作ることに託しているのです。この歌を読んでから

のちには、春の街の明るさに一層の親しみを覚えることでしょう。

知らない人と行きすぎても、行き過ぎた人と旧知の間柄にあったかの

ような親しみの情と胸の温もりを感じます。

歳時記

小満


5月21日。および芒種までの期間。

太陽黄径60度。立夏から数えて15日目頃。

陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて天地に

満ち始めることから小満といわれています。

ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ

始め、紅花が盛んに咲き乱れます。

梅の実がなり、西日本では、走り梅雨がみられる頃。

田植えの準備を始める頃でもあります。関東では既に終わっている

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5月から咲く花「水蠟の木 (いぼたのき)」

開花時期は、 5/15 ~ 6/ 5頃。
・白い花でほとんど目立たないが
 ちょっとだけ香る。
・秋に黒く小さい実をつける。

・鼠黐によく似ているが、
 鼠黐より花序が小さく、
 花期は鼠黐より少し早い。
・「疣取の木」とも書く。


・幹に「イボタロウムシ」という虫が
 寄生することも
 「イボタの木」の名前の
 由来らしい。

・「水蠟の木」より、
 葉っぱが幅広い、
 「大葉水蠟(おおばいぼた)」
 という木もある。


(季節の花300より)



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