名言名句(610)
「人参のそぎ身ほのかに透きとうほり あと幾度の春にわふぁ合ふ」『槇 弥生子』
この歌は、女性ならでの一首ともいえます。男歌、女歌のそれぞれの
特色にささえられた歌に接すると、なぜかほっとします。骨太い男性
の歌には生命の実感を味わえますし、繊細な女性の歌からは、精神を
充実させてくれる安らぎを与えられます。この歌のような小さな季節
の発見からは、身近な季節を大切にしようとする生活の向上心が感じ
られ、精神生活を豊かなものとするためにも、いかにその発見が大事
であるかを教えられることにもなります。
槇弥生子(1931-2015)は、二本松学舎大学国文科出身で、この歌
を収めている「太古の魚になりたい」のほか三冊の歌集、歌論集を
出している中堅歌人ですが、彼女の数多い短歌からは、人間の繊細
な感受性を教えられることが多いようです。
歳時記
八十八夜
5月2日。立春から数えて八十八日目。
春から夏に移る節目の日で、この日から夏の準備を始めます。
「夏も近づく八十八夜~」という歌もあるように、暖かくなって
きます。最近は品種改良などが進み、昔ほど種まきに気を遣う
こともなくなったようですが、かつては八十八夜は種まきの大事
な目安となっていたようです。
「八十八」という字を組み合わせると「米」という字になること
から、農業に従事する人にとっては五穀豊穣を願う特別重要な日
とされてきました。今でも、農耕開始の到来を祝って神事が行わ
れるところがあります。
=======================
5月から咲く花「唐種招霊(からたねおがたま)」
開花時期は、 5/ 1 ~ 6/10頃。
・中国原産(「唐種」の語源)。
・香りがとてもよい♪
バナナのガムの香りがする♪
・「おがたま」は
「招霊(おきたま)」の
ことばに由来する。
神社などにも
植えられることがある。
・「唐種小賀玉」とも書く。
・原産国の中国名は
「含笑花」と書く
(季節の花300より)。
「人参のそぎ身ほのかに透きとうほり あと幾度の春にわふぁ合ふ」『槇 弥生子』
この歌は、女性ならでの一首ともいえます。男歌、女歌のそれぞれの
特色にささえられた歌に接すると、なぜかほっとします。骨太い男性
の歌には生命の実感を味わえますし、繊細な女性の歌からは、精神を
充実させてくれる安らぎを与えられます。この歌のような小さな季節
の発見からは、身近な季節を大切にしようとする生活の向上心が感じ
られ、精神生活を豊かなものとするためにも、いかにその発見が大事
であるかを教えられることにもなります。
槇弥生子(1931-2015)は、二本松学舎大学国文科出身で、この歌
を収めている「太古の魚になりたい」のほか三冊の歌集、歌論集を
出している中堅歌人ですが、彼女の数多い短歌からは、人間の繊細
な感受性を教えられることが多いようです。
歳時記
八十八夜
5月2日。立春から数えて八十八日目。
春から夏に移る節目の日で、この日から夏の準備を始めます。
「夏も近づく八十八夜~」という歌もあるように、暖かくなって
きます。最近は品種改良などが進み、昔ほど種まきに気を遣う
こともなくなったようですが、かつては八十八夜は種まきの大事
な目安となっていたようです。
「八十八」という字を組み合わせると「米」という字になること
から、農業に従事する人にとっては五穀豊穣を願う特別重要な日
とされてきました。今でも、農耕開始の到来を祝って神事が行わ
れるところがあります。
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5月から咲く花「唐種招霊(からたねおがたま)」
開花時期は、 5/ 1 ~ 6/10頃。
・中国原産(「唐種」の語源)。
・香りがとてもよい♪
バナナのガムの香りがする♪
・「おがたま」は
「招霊(おきたま)」の
ことばに由来する。
神社などにも
植えられることがある。
・「唐種小賀玉」とも書く。
・原産国の中国名は
「含笑花」と書く
(季節の花300より)。