人生日訓(233)
「早く朝(まい)りておそうさがる」
聖徳太子の言葉である。上世ではお役所の仕事、つまり、政務というものは余程、朝
早く取り心行われたらしく、星をいただいて登庁している。また、「朝」というものは
気持ちのいいもので、仕事が早くはかどるものである。今日など、役所に行ってみる
と、時間になっても公務員の出勤していない場合があるのは、公僕として許しがた
いことであり、夕方近く行って見ると、もう帰り支度をしている。国民のための窓口で
ある以上、もっと国民のためを考えるべきであると思う。これは民間の会社店舗でも
同様に反省すべきである。この句は何も出仕退庁の時間だけを注意した条項では
ないと思う。何事も五分前に行って用意すること。明日のことを考えて、自分の机を
よく片付けて引き下がること。
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2月から咲く花「福寿草 (ふくじゅそう)」
開花時期は、 2/ 1 ~ 3/15頃。 ・きれいな色の花。 ・お正月に花屋さんで 売られているものは ハウス栽培されたもの。 花芽は晩秋にできるので、 その後約1ヶ月、 寒さにあわせて室内に とりこんでおくと お正月頃に咲く。 ふつうは咲き出すのは2月から。 ・光や温度に非常に敏感で、 昼間でも日がさえぎられると 1~2分で花がしぼみ、 再び日があたると いつの間にか花が開く。 寒い時期に咲くので、 花びらを開閉することで 花の中の温度を 下げないようにしているらしい。 ・福寿草の花と 南天の実とセットで 「難を転じて福となす」 という縁起物の 飾り付けがされることがある。 名前も、めでたい 「福寿(幸福と長寿)」の 草の意。 ・根と茎は有毒。食べないように。 ・花が終わる頃、 人参(にんじん)の葉のような、 こまかい葉が出てきて 一面に広がる。 ・たくさんの別名をもつ。 「元日草」(がんじつそう)や 「朔日草」(ついたちそう) など。 旧暦の正月(2月)頃に 咲き出すことから、 新年を祝う花として、 いろんなおめでたい良い名前が つけられたものと思われる。 ・「朝日さす 老師が家や 福寿草」 与謝蕪村 「日のあたる 窓の硝子や 福寿草」 永井荷風 「水入りの 水をやりけり 福寿草」 正岡子規
(季節の花300より)