人生日訓(254)
「和を以て貴しとなす」
これは有名な言葉。聖徳太子作と伝えられている憲法17条の初条冒頭の一句であ
る。「和」は訓で「やわらぎ」とか「あまない」となし、音は、「わ」とか「か」とか言ってい
る。「和」と聞くと、仲善くとか、喧嘩をしまいで、という風に受け取られているが、ただ
一本調子になるわけではない。孔子が「君子は和して同ぜず」と論語で言っている
ように、銘々の個性を出し合っていながら、大きく調和してゆくことでもある。五つの
味を総合して一つの味にしてゆくことである。すべて物事は互いに違ったものが結
び合って発展してゆくもので、つまり、矛盾こそ発展の原則である。あまりゝ仲間だけ
で仕事をやっていると、単調になってしまう。近い例が、同族会社というものは、その
発展に限界があり、極めて危険な要素が内在している。血液の近い者同士の結婚
は優生学場も面白くないのである。
=============================
2月に咲いている花「雲間草 (くもまぐさ」
本種の「雲間草」は 山の岩地などに生え、 夏、白い花が咲く。 ”雲がゆきかう高山に生える” ことから ”雲の間の草”で「雲間草」。 ・ピンク色の花などの 園芸品種が多い。 「西洋雲間草 (せいようくもまぐさ)」 または 「洋種雲間草 (ようしゅくもまぐさ)」。 こちらは春に開花。 きれいな5弁花。 (ふだん見かけるのは、 この園芸品種の方)。 ・「くもまそう」とも読む。
(季節の花300より)