人生日訓(241)
「親鸞は弟子一人も持たず候」
有名な親鸞の言葉。「我が弟子、ひとの弟子という争論の候ふらんこと、もてのほか
の仔細なり」の前文に続いている句である。これは何も七百年前の親鸞時代のこと
だけではない。どうも、人間というものは自分の周りに仲間を作りたがるものでr、こ
れが、やがて、「党」となり、「閥」となってくる。わけて学閥とか、芸道か、宗教のことに
なると、師弟という個人的関係が内面化し易いので、自然、そこに、「わが弟子、あい
つの弟子という」いきさつが起こって来る。これは他人事ではなく、ちょっとばかり自
分が学校時代に教えたことのある学生をいつまでも「教え子」呼ばわりするお互い
である。自分ひとりで教えた生徒でもないのに、多少目を掛けた生徒になると、その
人が立派になっても、なればなるほど、何か、「自分の弟子」という焼印をいちまでも
押したがるお互いである。誠に恥ずかしいことである。
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2月から咲く花「花韮(はなにら)」
開花時期は、 2/10 ~ 5/10頃。 ・南アメリカ原産。 ・星型、白い花。 うす紫色の種類もある。 ちょっとした空地で群生している。 ・葉っぱをちぎると 名前のとおりニラの においがする。 花が美しく、 葉が韮(にら)に 似ていることから「花韮」。 ・別名 「西洋甘菜(せいようあまな)」
(季節の花300より)
