人生日訓(249)
「にくむ心にてひとの非を見るべからず」
道元の言葉、「他人の非に手をかくべからず」に続いている。また、その後に、「ほと
けも非を制することあれど、にくめとにはあらず」とある。なかなか、対人関係におい
て面白い言葉である。とかく、他人の過失を見ると腹が立ってきて、かっと頭にきてし
まう。そうなると、その人間が憎らしくなってくる。まして咎められても、平然とすまし
ているような場合には、にくにくしい気持ちになるものである。こんな時、この道元の
言葉を噛みしめてみたい。「ほとけ」と言っているのは、釈尊のことである。釈尊は弟
子の失敗を注意されたことはあるが、「にくめとにはあらず」と言っている。それが世
間でいう、「その罪を憎んで人を憎まず」という諺である。
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2月に咲いている花「オンシジューム」
中南米原産。 ・黄色い蝶の羽が ひっついたような、 変わった形の花。 ・寒さには強いようです。 ・「オンシジウム」とも読む。 ・別名 「雀蘭(すずめらん)」 ・6月20日、10月9日の誕生花 ・花言葉は「印象的な瞳、遊び心」
(季節の花300より)