人生日訓(481)
「一人に極まることは万人に通ずる」
万人に通じる根本道理を探し出すことは生易しいことではないが、その一つの
方法はまず一人の体験というものを深く掘り下げて行くことである。掘り下
げ、掘り下げ、大地を深く掘り下げて行けば、ついに一つの共通の水層に突き
当たるように、そこまで掘り下げると万人の心琴に触れるものを発見しえない
であろうか。そこに個人と全体とは一脉(いちしゃく)相通ずるものの存在を
証明できるのではあるまいか。伝教大師が「一人に極まることは万人に通ず
る」と言われた意味をこんな風に、自由に、我流に受け取っていいものだろうか。
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10月から咲く花「茶」
開花時期は、10/ 5 ~ 11/20頃。 ・白い花をやや下向きに咲かせる。 ・ツバキ や サザンカ の仲間。 ・「ちゃ」は、中国語の「茶」を 音読みしたもの。 ・葉は、いわゆるあの ”お茶っ葉”になる。 「抹茶(まっちゃ) (◆-いろんなお茶の名前) 1.◆緑茶 (お茶の葉を 発酵させないで作ったお茶) 緑茶にもいろいろ種類がある。 (1)4月下旬から 5月上旬頃に摘む、 その年の最初の新芽を 使用したお茶。 5月2日頃の ”八十八夜の茶つみ” で知られる。 八十八夜 = 立春(初日参入) から88日目 これらは、 ◆「煎茶(せんちゃ)」や ◆「一番茶」と呼ぶ。 「煎茶」と同じ品種で やや高級なものに 「玉露」と「抹茶」がある。 ◆「玉露(ぎょくろ)」 栽培に手間がかかる、 やや高級品。 ◆「抹茶(まっちゃ)」 抹茶アイスクリームなど。 (2)夏以降の新芽でつくる、 二番茶、三番茶。 ◆「番茶(ばんちゃ)」と呼ぶ。 葉が大きい。 これと同じ品種に 「玄米茶」と 「ほうじ茶」がある。 ◆「玄米茶(げんまいちゃ)」 番茶に、炒(い)ったお米を 混ぜたもの。 ◆「焙じ茶(ほうじちゃ)」 番茶を 強火で炒(い)ったもの。 「焙(ほう)じる」とは、 強火であぶって 湿気をとること。 2.◆ウーロン茶(お茶の葉を 半発酵させて作ったお茶) 暑いときは 冷えたウーロンがうまい♪ 3.◆紅茶(お茶の葉を 発酵させて作ったお茶) ミルクティー、 レモンティー、 ハーブティー・・・♪ ちなみに「麦茶」は 大麦などを 焙(ほう)じたもの。 ・薬効 へんとう炎、歯痛 ・薬用部位 葉 ・生薬名 「茶葉(ちゃよう)」 ・「朝茶のむ 僧しづかさよ 菊の霜」 松尾芭蕉 「行(ゆく)としの めざまし草や 茶筌賣(ちゃせんうり)」 与謝蕪村 「朝々や 茶がむ(う)まく成る 霧おりる」 小林一茶
(季節の花300より)