人生日訓(485)
「いまなんじは画(かき)れり」
もとより、人間の力量には人に依ってそれぞれ格差の有ることは当たり前だ
が、自分の力量を測定することほど難しいことはない。恐らく万人誰にも自分
の力量を本当には知らないのである。又わかるものではない。ただいい加減
に、「自分は、この位なら出せる」とおよその検討をつけているだけrであ
る。力量の少ない人というのは自分の見当が低すぎる場合が多いのではあるま
いか。自分で勝手に自分の力を見くびっているのではないか。「出せば出る
力」を自分で押さえて、いい加減に白い筋を控え目にかいているのではあるま
いか。
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10月から咲く花「山茶花(さざんか)」
開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。 ・花の少ない晩秋から 初冬にかけて咲き出す。 長い間咲き、 正月を過ぎても楽しめる。 ・椿(つばき)の 漢名(中国名)の 「山茶花」が、 いつの頃からか このサザンカの名前として 間違って定着した。 読みは「山茶花(さんさか)」 →「茶山花(ささんか)」 →「さざんか」 というぐあいに変化したらしい。 上記から、 「山茶花」の漢字名も 本当は誤用。 (どこかで椿とサザンカが 混同されたのでしょう。 こういうのって、 一度定着したら軌道修正は ほとんど不可能ですね。 みんな、その間違ってる方 を本物と思ってしまうから) ・日本が原産地。 江戸時代に長崎の出島の オランダ商館に来ていた 医師ツンベルクさんが ヨーロッパに持ち帰り、 西欧で広まった。 学名も英名もサザンカ (Sasanqua)。 ・花はとてもよい香り。 ・花びらは1枚ずつ散る (「薮椿」は花ごと散る)。 開花時期は、 薮椿は春になってから、 山茶花は秋から冬咲き、 と異なる。 また、寒椿とは、 葉っぱも花も開花時期も ほぼ同じで なかなか見分けがつかないが、 背丈でおおよそ区別できる。 → 寒椿 (ただ、寒椿の中でも 背の高い「獅子頭」 などとは なかなか区別しにくいです) ・11月3日、12月4日の 誕生花(山茶花) ・花言葉は「困難に打ち勝つ、 ひたむきさ」(山茶花) ・「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」 正岡子規 「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」 高浜虚子
(季節の花300より)