人生日訓(498)
「汝ら人にせられんと思う如く人にもしかせよ」
とはいえ、些細な事のように見えて、この一句だって、なかなか、我々には難
しいところもある。「秋ナスを嫁に食わすな」などと下世話に言っているが、
自分の口にうまいものを可愛い嫁にやるなどというのであるからけしからぬこ
とだが、凡人は得てしてこんなところにふらふらしt冷るのである。道徳の定
義などを持ち出すまでもないが、孔子の「仁」といい、釈迦の「慈悲」という
ことも、せんじ詰めればこの一句につきる。自らを愛するが如く、隣人を愛せ
よというのであるが、これしきのことがなかなか出来にくいお互いではあるま
いか。
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10月に咲いている花「大毛蓼(おおけたで)」
東南アジア原産。 ・濃いピンクの花がきれい。 夏から秋にかけて開花。 ・犬蓼の大型版。 茎が太く、全体に毛が多いのが 名の由来。 ・江戸時代には、葉っぱをもんで 害虫にさされたときの 解毒に使った。
(季節の花300より)