人生日訓(500)
「信はこれ義の本(もと)なり」
お互いが信をもって語り合ってこそ、何事も成立するのである。上位の人が部
下のいうことを信じてこそ、大事なことを任せられるし、上の人がまことであ
ってこそ、部下も生命がけで信託にそおうと努力する。もしお互い上下の者が
不信であったら何事も成功しない。事の成る、成らぬ、成敗利鈍というものは
双方に、上下に、全体に、お互いに信じあっているか、どうかにかかってい
る。それゆえに、一語といえども、かりそめにもいつわりがあってはいけな
い。嘘のある店は繁盛しない。武士は、昔から、一諾を重んずと言われている
のも「信は義の本」であるからである。
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10月に咲いている花「蒲(がま)」
池や沼などの浅い水中に 群生して生える。 ・葉は線形で厚い。 ・夏から秋にかけて、 茶色の花穂が目立つ。 ”ソーセージ” ”ちくわ” ”ケチャップをつけてない フランクフルト” のようでもある♪ 「蒲(かば)色」■ → 色 いろいろ へ 冬になるとこの花穂の中から 綿毛がブワーッと出てきて 飛散する。 1本の花穂から出る綿毛には 約10万個のタネがあるらしい。 ・昔はこれで ”むしろ”などを作るので 「くみ」(組)と呼ばれ、 次第に「かま」になり 「がま」になった。 カエルとは関係ないようです。 ・朝鮮語の「カム(材料)」 にも由来する。 ・品種としては、穂先の形などで 「蒲」「小蒲」「姫蒲」に 分かれるが、 みんな似てるので、ここでは 「蒲」ページとして まとめて掲載します。 「蒲(がま)」 → 穂の部分は7~10cm。 先端の花と穂とは ひっついている。 「小蒲(こがま)」 → 穂の部分は約5cm。短い。 先端の花と穂とは ひっついている。 「姫蒲(ひめがま)」 → 穂の部分は7~10cm。 先端の花と穂の間に すきまがある。 ・「蒲団(ふとん)」の 「蒲」の字は、 昔、ガマの綿毛を 寝具に入れたことから。 「蒲鉾(かまぼこ)」は、 最初のころは 竹輪のような形をしており、 ガマの花穂に 似ていたことから。 「蒲焼(かばやき)」は、 うなぎを筒状に 切って焼いていた形が ガマの花穂に 似ていたことから。 ・薬効 切り傷、やけど、利尿 ・薬用部位 花粉 ・生薬名 「蒲黄(ほおう)」 「古事記」によると、 けがをした ”因幡(いなば)の白うさぎ”は、 大国主命(おおくにぬしのみこと)の 指示でガマの穂にくるまり、 その花粉で止血して 傷を治したらしい。 ・別名 「御簾草(みすくさ)」
(季節の花300より)
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