季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

太閤道④

2007-09-13 06:56:13 | インポート

太閤道は、浄泰寺の前を抜けて、北西に向かう。その先は小高い山々の間を縫う道となる。
雑木林の中に残る旧道を、生い茂る草をかき分けて進んでいくと、行く手に観音を祀った小さな祠が見えてくる。この観音は「太閤道」の道標にもなっていた。

観音堂を過ぎてさらに進むと、佐志ノ辻に至る。ここには、肥前名護屋城をその起点として、唐津まで置かれている「太閤道一理塚」がある。



6月より咲いていた花「のうぜんかずら」

開花時期は、  6/25頃~  9/15頃。
・中国原産。古くから薬として使われていた。
  日本には平安時代の9世紀頃に渡来。     
・オレンジ色の派手な花。                 
・つるでどんどん伸びていく。             
  いろいろからみつく。                    
 
・とても寿命の長い木で、豊臣秀吉が朝鮮半島
  から持ち帰ったといわれるものが         
  金沢市にまだ健在らしい。               
     (樹齢400年以上・・・)             
・古名の「のせう」が変化して「のうぜん」に
  なったとも、「凌霄」の音読みの         
  ”りょうしょう”が変じて「のしょう」に 
  なったともいわれる。                   
  「凌霄花」は漢名からで、               
  「凌」は”しのぐ”、                   
  「霄」は”そら”の意味で、             
  つるが木にまといつき天空を凌ぐほど     
  高く登るところからこの名がついた。     
・茎、花が甘いらしく、                   
  よく蟻(あり)がうろうろしている。     


・江戸時代の貝原益軒さんが               
  「花上の露目に入れば目暗くなる」と記述し
  いかにも有毒の花、というイメージが     
  ついてしまったが、それは誤解で、       
  実際には毒はない。                     

・「凌霄花に  秋の通ふか  風見ゆる」  恒丸

(季節の花300より)

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太閤道③

2007-09-12 05:45:23 | インポート

城の東側に位置する海岸は、特別名勝「虹ノ松原」で、寺沢広高が防風防砂林として植えた松林が、およそ5kmに渡って続いている。
また、唐津市西寺町の近松寺には、肥前名護屋城の「一の門」を移したと伝えられる山門がある。
「太閤道」は、その軍事的役割を終えてからも重要な道とされていたのであろう。寺沢広高は、父母の供養のために建てる寺の建設地をこの街道脇に選んでいる。浄土宗浄泰寺がその寺である。


日本三大松原の一つ虹ノ松原


6月より咲いていた花「印度浜ゆう」

開花時期は、  6/25頃~  8/  5頃。
・別名  「ポーウェリー」「ポウウェリー」。
・白いラッパ状の大きな花を咲かせる。     
  海岸沿いに植えられることが多いらしい

(季節の花300より)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太閤道②

2007-09-11 06:26:46 | インポート

唐津城は、城が建っている場所の地形(眼下に見下ろす松浦潟を翼として、空を舞う鶴に似ている)から、別名「舞鶴城」とも呼ばれ江戸時代初期の慶長年間に唐津藩の初代藩主・寺沢志摩守広高によって築城された。

その建築にあたっては、秀吉が築いた肥前名護屋城の解体資材を用いたとも言われている。
現在の天守閣は昭和41年に再建されたものである。



6月より咲いていた花「捩り花」

開花時期は、  6/25頃~  7/15頃。  
・明るい草地などに生える。                  
・小さなピンク色の花が20個以上らせん状に  
  ついて咲く。珍しい。なぜねじれるのか?    
  花がみな一方向に向けば茎が傾くので、      
  花の方で工夫してわざとねじるように        
  花をつけるようになったという説がある。    
    (なるほど♪  かしこいもんですね)      
・見たところ、咲いているものは10日ほどで  
  枯れてしまう。                            
  また、芝生の中に咲いていることが多いので  
  その背丈の低さで見逃してしまいがち。      
・別名  「捩摺」(もじずり)。              

・「みちのくの  しのぶもじずり  誰ゆえに    
    乱れむと思ふ  我ならなくに」        
                     古今集  河原左大臣     
                  (季節の花300より)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太閤道

2007-09-10 06:32:18 | インポート

豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、肥前名護屋城の建築資材の運搬や軍勢の移動のために整備させた道。唐津から鎮西町名護屋までの約16kmで、道の名は「太閤秀吉」に因んでいる。

天正19年(1591)、関白職を辞して太閤を称した豊臣秀吉は、小西行長や加藤清正など、西国大名に朝鮮出兵を命じた。


6月より咲いていた花「もっこく」

開花時期は、  6/25頃~  7/10頃。
・花芽は黄色い小さなにぎりこぶし型。     
  下向きに咲く。                         
  「石斛(せっこく)」の花のような香りが 
  することから「木斛」の名前になった。   
・実は秋に赤くなる。まんまるな実。        
 
・肥沃な土壌で、かつ、伸びるのに障害が   
  ない場所ならば端正な樹形に成長する。   
  そのため、庭園では真木(庭の中心と     
  なる木)として用いられてきた

(季節の花300より)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肥前・筑前街道⑦

2007-09-09 05:57:10 | インポート

山田に神功皇后が拓いたと伝えられる「裂田溝(さくたのうなで)」という古い用水路がある。山田はこの用水路により、古くから拓かれた穀倉地帯であった。
中世からは、那珂川に川湊が作られ、川沿いに何軒もの旅人宿が並んでいたと言う。

山田から先、ある者は那珂川沿いに続く街道を陸路で、またある者は那珂川を船で、下流にある博多に向かっていた。

最寄りの駅=JR長崎本線・神崎駅、JR博多南線・博多南駅


6月より咲いていた花「七変化」

開花時期は、  6/20頃~11/10頃。
                長い間咲き続ける。       
・同じ茎から微妙に違った色の花を咲かせる。
  まさに色の”七変化”。                 
・別名「ランタナ」。                     
・10月27日、11月9日の誕生花       
                            (ランタナ) 
・花言葉は「合意、協力、確かな計画性」   
                            (ランタナ)

(季節の花300より)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする