季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

肥前・筑前街道⑥

2007-09-08 06:09:21 | インポート

またこの霊仙寺から西部の山岳一帯は」「自生山茶花の群生地」として知られ、晩秋の頃は可憐な白い花が咲き乱れる。
脊振坂の頂上坂本峠は、肥前と筑前の国境にあたり、国境争いが頻繁に起きていた。

峠一帯にはその名残である幾つもの「国境石」を見ることができる。坂本峠の先にも幾つかの峠が連なっているが、中でも亀ノ尾峠は古道の面影を色濃く残し、数ヶ所に石畳も見られる。街道はこの坂本峠から那珂川に沿って山を下り、福岡県那珂川町、山田に至る。


6月より咲いていた花「フサンフジュウギ」

開花時期は、6/20頃~10/15頃。   
・中国原産。                               
・さまざまな色がある園芸品種。             
・枝先に小さい花をいっぱいつける。         
・花は「藤」を思わせ、葉っぱは対生して     
  「空木」のようであることから             
  房藤空木の名がついた。                   
・別名  「ブッドレア」(学名から)         
        「バタフライブッシュ」Butterfly bush
          蝶が大好きな花木であるところから。
          (花のいい香りで集まるようです)

(季節の花300より)


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肥前・筑前街道⑤

2007-09-07 06:56:06 | インポート

町石が終わると雲仙寺の寺領に入る。雲仙寺はかっての「脊振千坊」の中心的存在であった。ここには幾つもの御坊の跡が見られるが、中でも乙護法堂は、江戸期に再建されたものとはいえ、「脊振千坊」の栄華を今に伝える堂々とした佇まいの建築物である。


脊振千坊の栄華を今に伝える乙護法堂


6月より咲いていた花「竹煮草」

開花時期は、  6/20頃~  8/10頃。
・山野、荒地などに生える。               
・竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなり       
  細工しやすくなることから「竹煮草」。   
・「竹似草」とも書く。                   
  茎の中が空洞になっていて               
  竹に似ていることから。                 

・花は白く、目立たない。                 
・葉はしわしわ形。かなり背が高くなる。   
・傷つけると橙色の汁が出てくる           
・別名  「囁草(ささやきぐさ)」         
          風に揺れて音を出すから。

(季節の花300より)


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肥前・筑前街道④

2007-09-06 07:30:06 | インポート

脊振坂の入口には脊振神社の外宮に当たる修学院がある。ここは肥前藩藩主鍋島家の代々の祈祷所でもあった。
脊振に入ってすぐ「一町宮」がある。この一町宮のある地点から、脊振神社の聖域が始まっている。

脊振坂を登る途中、所々に「町石」と呼ばれる石がある。これは一町ごとに置かれ、距離の目安となっていた。



6月に咲いていた実「羊種山ゴボウ」

開花時期は、  6/20頃~  7/  末頃。       
・花は白っぽい。                                 
・実は黒く熟し、いっぱいつく。ぶどうみたいな形。 
  つぶすと赤紫の汁がブシュッと出る。             
  これを昔は赤インクにしたらしい。               
・食用の「山ゴボウ」は菊科で、これとは異なる。    
・別名  「アメリカ山牛蒡」(アメリカヤマゴボウ)

(季節の花300より)

 


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肥前・筑前街道③

2007-09-05 06:38:39 | インポート

神崎を出るとすぐ「脊振坂越」にかかる。脊振坂のある脊振山地は佐賀と福岡の県境に連なる山麓で、中心峰の脊振山には神功皇后創建と伝えられる脊振神社があり、山一帯はその聖域であった。

十二世紀から十四世紀にかけての最盛期には、「脊振千坊」と呼ばれる膨大な数の坊舎が建てられ、九州の山岳修験を代表する一大聖地にまで発展している。


6月に咲いていた花「アガパンサス」

開花時期は、  6/20頃~  7/  末頃。
・南アフリカ原産。明治時代中期に渡来。   
・梅雨の頃、紫色の小花をたくさん咲かせる。
  白花の品種もある。                     
・葉は君子蘭に似ている。                 
・根は太く強いので、斜面や土手などの土の 
  流出を防ぐのに役立つらしい。           

・別名「紫君子蘭」(むらさきくんしらん)。
      「アフリカンリリー」。             
         African lily                    
・6月29日の誕生花(アガパンサス)     
・花言葉は「知的な装い」(アガパンサス) 
(季節の花300より)



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肥前・筑前街道②

2007-09-04 06:25:06 | インポート

平安末期には後鳥羽上皇の皇室領となったが実質的には平家の管轄下に置かれ、三千町歩を誇る稲田からの収穫米は平家の財政を支えていた。
その米の運ばれた道が、「肥前・筑前街道」であった。

神崎はまた小倉と長崎を結ぶ「長崎街道」の宿場町でもあり、二つの街道が交わる交通の要衝でもあった。
宿場の北の入口には景行天皇創建と伝えられる櫛田宮があり、この門前から肥前筑前街道が始まっている。



6月より咲いていた花「花魁草」

開花時期は、6/15頃~10/15頃。   
・花の香りが花魁(おいらん)の白い粉の香りに
  似ているからこの名前になったらしい。     
・夏にピンク色の花が鮮やか。               
  色は他にもいろいろあるとのこと。         
・「フロックス」の中でも多年草の方を       
  「おいらん草」と呼ぶ。                   
  (これとは別に1年草フロックスがあります)

・別名  「草夾竹桃」(くさきょうちくとう)。
              夾竹桃の小型。               
        「フロックス」             
    (こちらの名前の方がとおりがいいかも)。
・10月17日の誕生花(フロックス)       
・花言葉は「合意、一致」(フロックス)     

(季節の花300より)


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