本陣一軒の小さな宿場だが、東海道で最も美しい富士山が見える場所として知られ、多くの浮世絵で富士山が登場する。宿場内にはシーボルトが「日本で見た中で最も美しい庭園」と記された帯笑園(たいしょうえん)や白隠禅師の松陰寺がある。
製紙工場の白煙が立ち登るなか、東海道は北に向かって進む。唯一富士山が街道の左に見える地点を通過する。
途中毘沙門天妙法寺がある、ここはインド・中国様式建築の珍しいお寺。足が丈夫になる”くつ石”に足の怪我の完治を祈願する人がいる。
次の吉原宿本陣跡までは、11.7kmの行程である。
広重のポイントは朝の富士。
秋の七草「撫子(なでしこ)」
6月頃から8月頃にかけて開花。
・ピンク色の可憐な花。
縁がこまかく切れ込んでいる。
我が子を撫(な)でるようにかわいい花で
あるところからこの名前に。
・早咲きと遅咲きがある。
・よく見られるのは
「河原撫子(かわらなでしこ)」。
河原に生えるとも限らないがなぜか
この名前です。
野、山、高原どこででも見かける。
どちらかというと日当たりのよい草原かな。
・この撫子を代表とするダイアンサスの花には
英名で「ピンク pink」の名前があり、
「輝く目」の意味がある。
ピンクという色の語源はこの花にあるらしい。
(ピンク、うすピンク、白の花を掲載)
・中国から平安時代に渡来した、
唐撫子(からなでしこ:石竹)に対して、
在来種を大和撫子(やまとなでしこ)と呼ぶ。
日本女性の美称によく使われる。
・秋の七草のひとつ。
・4月25日の誕生花(美女撫子)
8月11日の誕生花(河原撫子)
・花言葉は「長く続く愛情」(美女撫子)
「貞節」(河原撫子)
(季節の花300より)