季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「昼咲月見草(ひるざきつきみそう)」

2019-05-26 04:09:32 | 暮らし
名言名句(634)

「先んずれば人を制す」『史 記』

『史記』は、中国最初の史書で、著者は漢の武帝の臣であった

司馬遷ですが、その項羽本紀に、次のような話が出ています。

秦の末に、陳勝らの反乱がおこりました。会稽の太守殷通

(いんとう)は実力者である項梁に、いまこそ秦を滅ぼす

時である、私は、先んずれば人を制し、後るれば則ち人の

先する所となる、ということを聞いている、挙兵して項梁

と桓楚を将軍にしたい、といいました。ところが、先んず

れば人を制する筈の殷通は、項梁と打ち合せていた項羽の

騙し討ちにあって殺されtレしまいました。この故事を考え

ても、人よりも先に事を行うためには、人一倍の才知が必要

のようです。

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5月から咲く花「昼咲月見草(ひるざきつきみそう)」

開花時期は、 5/15 ~ 7/末頃。
・北アメリカ地方原産。
・初夏から夏にかけて咲く。
 ピンク色のやや大きめの花びら。
 名前には”昼間”とあるが、
 夕方以降にも咲いてるのを見かける。

・別名
 「昼咲桃色月見草」
  (ひるざきももいろつきみそう)

(季節の花300より)


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季節の花「雪の下」

2019-05-25 03:45:04 | 暮らし
名言名句(633)

「あからさまに戒めるのは ひそかに愛するのにまさる」『旧約聖書』

この男、なかなか見所がある、と思っていたところ、小さいミスを

犯しました。そのまま見過ごしても大したことではないほどのミス

でしたが、将来、同じミスを繰り返す可能性があります。もしも、

別の男が上司になった場合、その小さなミスの積み重ねは、その男

の減点とともなるでしよう。将来性にも影響します。ここは、ひと

つ、思い切って忠告してやろう、というのが、真に部下を思いやる

心というものでしょう。叱るときにはちゃんと叱る、これが本当の

部下を可愛がることにもつながるのです。叱り方について、どの叱

り方が本物かを、時には考えてみたいものです。

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5月から咲く花「雪の下」

開花時期は、 5/15 ~ 7/ 5頃。
・花びらのうち、
 下向きの2枚が長い。
・葉の表には
 葉脈に沿って白い斑がある。

・名前は、雪のような
 白い花をかぶって
 その下に緑の葉を広げるから。
 白い舌状の花の形から
 「雪の舌」、
 それが転じて「雪の下」、
 との説もある。


・薬効   やけど、湿疹
・薬用部位 葉
・生薬名 「虎耳草(こじそう)」
      まだらで毛のある
      丸い葉っぱにちなむ。


・葉はいろいろ使える。
 けがをしたらこの葉を
 火にあぶって患部に貼ると
 効き目がある。
 (昔からやけどなどの
  貼り薬(もんだ葉っぱ)、
  中耳炎やひきつけの薬
  (しぼり汁)として
  重宝された。)
 また、天ぷらにしてもおいしい。
   (花は食べない)


(季節の花300より)



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季節の花「箱根空木 (はこねうつぎ)」

2019-05-24 04:45:47 | 暮らし
名言名句(632)

「天才は努力が生み出す」『四家 文子』

芸事については、とくに、努力し、研鑽を積むことが第一です。

そうすることで、その人の芸は他人のもたない自分の世界を広め

ることができるのです。素質に頼っていては、狭い範囲で終わっ

てしまいます。この言葉は、日本歌曲に、そして戦前の歌謡曲界

で幅広い活躍をしたメゾ・ソプラノの四家文子(1906-81)が、

その著書『歌ひとすじの半世紀』の中で挙げている言葉です。

努力の大切さ、これは、時代がどのように変貌しようとも常に

変わらぬ鉄則だと私も信じております。四谷文子は、自己の経験

に照らして、この言葉を生みだしたのでしょう。

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5月から咲く花「箱根空木 (はこねうつぎ)」

開花時期は、 5/15 ~ 6/15頃。
・海岸近くに生える。
・箱根近辺でも自生する。

・花の色は、つぼみのときは白。
 しだいに赤に変わっていく。
・二色空木(にしきうつぎ)
 に似ているが、
 すごく似ていて、
 看板などがない限り
 ほとんど区別がつかない。
 ちなみに、
 箱根空木は海岸に多く、
 二色空木は山地に多い。


(季節の花300より)



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季節の花「吸葛 (すいかずら)」

2019-05-23 04:33:50 | 暮らし
名言名句(631)

「獅子身中(しししんちゅう)の虫」『梵網経』

ある会社の重役が、ひとりの青年社員を可愛がっていました。

同僚とは必ずしもうまくはいっていなかったのですが、何しろ

仕事がきれます。仕事の出来る部下を可愛く思わない上司は

いません。それだけではなく、青年社員は、重役を慕っていま

した。宴会の席などでは、「組織の中の上司ではなく、ぼくの

オヤジのような感じがするのですよ」などと言って、重役を

有頂天にさせていたのです。周囲の反対を押し切って、重役は

その青年社員を平から係長に抜擢しましたが、半年後、特別背任

罪を犯したのです。思いもよらないショックで、彼を推薦した重役

は「獅子身中の虫か」と、慨嘆したそうです。気に入ったという

ことは、反面、どうしょうもない泥沼のような感情ともいえますが、

部下に足をさらわれないためには、一定の距離を置いて人間を見る

目が必要である、ということです。

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5月から咲く花吸葛 (すいかずら)」

開花時期は、 5/15 ~ 6/15頃。
・「水を吸う葛」の意から
 「吸葛」となった。 
 また、昔は、花の奥の方にある
 蜜(みつ)を 
 子どもが吸って遊んだことから
 「吸葛」となった、
 との説もある。

・花の色は、
 白から黄に変化していく。
 このことから
 中国では「金銀花」と呼ばれる。

・「忍冬」とも書く。
 また、「忍冬」の字のごとく、
 「にんどう」と
 呼ばれることもある。


・薬効   解熱、神経痛、
      リウマチ、口内炎
・薬用部位 つぼみ
・生薬名 「金銀花(きんぎんか)」

・薬効   解熱、神経痛、リウマチ
・薬用部位 葉をつけたつる
・生薬名 「忍冬(にんどう)」

(季節の花300より)



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季節の花「ブラシの木」

2019-05-22 04:23:31 | 暮らし
名言名句(630)

「人生で最も大事なことは、失敗したとしてもじっと歯を

くいしばって我慢をし、成功した場合でもすぐに有頂天にならないことである」

『ドストエフスキー』


歳月は時間の中に辛いことや悲しいこと、そして屈辱を埋めて

くれます。その意味では、歳月は苦労の母親です。失敗の反対、

成功の場合はどうでしょう。成功すると、人は、すぐに有頂天

になる癖があります。有頂天になっているあいだに、油断が生

じてきます。有頂天ぶりを苦々しく思う人たちからの思わぬ

反撃も食います。「勝って兜の緒を締めよ」というところで

しょうか。人間の深層心理、人生の暗部をえぐり出して小説に

展開してくれた近代ロシアの小説家フョードミハイロビッチ・

ドストフエスキー(1821-82)の中編小説『二重人格』にある

言葉です。

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5月から咲く花「ブラシの木」

開花時期は、 5/15 ~ 6/10頃。
・オーストラリア原産。
・明治中期に渡来。
 暖地に栽培される。

・花の形が、
 ビン洗いのブラシにそっくり♪


・実は、枝にずらっとついて並ぶ。
 翌年の花はその上部に咲き、
 実は次々と何年も残っていく。
 その後もずっと大きく
 なりつづけ、
 7~8年は枝についていて
 発芽能力も持ち続ける。

 この木は、乾燥地が原産地のため、
 極端な乾燥や山火事のときに
 パァーンと実が開いて
 中の細かい種子が
 風に飛んで散布される、
 という仕組みになっている。
 山火事でまっさらな土地に
 なったところに
 すばやく芽を出して、
 その土地一帯の
 優占種になるのが目的らしい。
  (ユーカリの木も同じ)


・別名
 「花槇(はなまき)」
   葉が槇の葉に
   似ているところから。

 「金宝樹(きんぽうじゅ)」

 「カリステモン」(学名から)

(季節の花300より)



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