町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

東横線沿線散歩(3)東急東横線内を行く西武6000系ステンレス車

2019年06月12日 | 西武鉄道

2013年の東京メトロ副都心線~東急東横線直通開始以来、6年余の歳月が経過しました。あれから東横線を走行する東武東上線・西武池袋線の車両もすっかり日常の光景になりましたが、筆者は未だに東横線を利用した際に東武・西武の車両が来ると「おっ」と一瞬気を取られてしまいます(苦笑)

西武池袋線からは、有楽町線直通運転を控えて1992年に登場した6000系が直通対応車として用いられますが、登場から既に27年目を数え長年続いた西武鉄道の黄色い電車から脱却し、初のステンレス車として無彩色に青帯という新たなスタイルを確立した同系もすっかり中堅選手の立ち位置になりました。これらは後に加わったアルミ車編成も踏襲し、ステンレス車とイメージを揃える為にグレー塗装に青帯を巻く仕様になっています。

LED表示が切れてしまいましたが、特急和光市行きに充当中の6000系。東横線と直通開始後も、西武車による副都心線和光市発着になる運用が数本設定されました。終点の和光市では東武東上線の地上専用車とも並ぶ場面が見れるのは面白いところです。

アイボリー系の化粧板に青系のバケットタイプロングシートの車内設備。登場時以来それ程変化していませんが、登場から長らく搭載していたLED式の車内案内表示が30000系に近い15インチ液晶画面に換装されました。VVVFインバーター制御により主電動機が三相交流化された為、床の点検蓋が廃止されています。この他、車内放送の自動化も西武鉄道では初めての事例でした。

ドア上の15インチ液晶画面による案内表示(写真は池袋線の有楽町線直通列車で撮影)です。池袋線所属の副都心線直通対応車は全て換装工事を終え、登場時からのLED式車内案内表示器を備えるのは、試作的要素があり地下鉄対応改造工事から外された新宿線所属の量産先行車のみになりました。

現在はVVVFインバーター制御装置の更新が進み、今しばらくは安泰と思われますが西武鉄道では座席指定列車向けの40000系を全車ロングシート・トイレ設備無しとした編成の増備を発表しており、それらが順次運用を開始すれば何らかの変化(地上線運用の増加など)があるかも知れません。


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