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町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

臨海副都心のニューフェイス

2019年02月12日 | 首都圏のモノレール・新交通システム

新交通ゆりかもめでは、2013年より初期製造の7000形置き換えと輸送力増強の為に新形式の7300形を導入し運用していますが、所定の6両編成18本の計108両が出揃った2016年で増備が終了し、2017年には1編成も導入されませんでした。しかし年が明けた2018年の11月には改良増備型で形式を7500形に改めた編成の導入が始まり、2020年までに7200形の置き換えを進めるとしています。

登場記念のマークを貼り付けて(現在は既に撤去済み)運転中の7500形。外観は7300形と大差ありませんが、「ブルー・ウィンド」をコンセプトに掲げ、「青い風を受けて優雅に飛行するユリカモメ」のイメージで正面には青色が加わっています。また、非常に特徴的な設備として、青色LEDによる「発光式自動運転灯」が新たに設置されており、自動運転中は写真のように帯状に点灯させていることから、遠目にも判別出来るようになっています。

この角度からでは分かりにくいですが、先頭車屋根上や妻面も青が配されています。決して目立つ場所ではないにも関わらず、こうした処理を施す辺りはコンセプトを徹底して守っていますね。

車内も7300形を踏襲しますが、天井のラインフローファンや座席袖部に設置されている手摺り、また判別しにくいですが先頭車両の正面ガラスが改良され、映り込みを低減させるなど更なる改良が施されています。

1画面だったドア上の車内案内表示も他社で主流の2画面に増設されました。向って右は動画広告や沿線情報などに使用されると思われますが、登場記念ということで7500形の製造から搬入までの様子を収めた映像が流されていました。駅構内にも新型車導入の告知ポスターが掲出されたり、一日乗車券の図柄が実車写真になるなど本形式に掛ける気合いは相当なもののようです。

 
いよいよ来年で、初代車内7000形の派生形式である7200形も引退し、ゆりかもめ車両は7300・7500形になる事となりました。近隣を走行している東京臨海高速鉄道りんかい線でも開通以来運用されて来た70-000形に代わる新型車の導入が発表されており、東京ベイエリアに華を添える車両の顔触れも様変わりする日は近いようです。


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