800形・2000形の置き換え用に2007年から登場した1000形ステンレス車のうち、正面に常用貫通路を設置した15次車4両編成2本よりカラーフィルムで全体を覆い伝統的な紅白の車体が再現されましたが、遂に昨年2018年度増備分の17次車から全面塗装車に改められました。会社としてもイメージに関わる為重要視しているようで、大手私鉄では南海電鉄に続き2例目となり関東では初(中小私鉄なら江ノ電500形(2代目)が存在)のステンレス製塗装車になりました。現在は6両編成2本と8両編成3本と比較的少数派ですが、今後も更に増備予定なので見かける機会も増えて行くでしょう。
都営線直通の快特運用中の8両編成。フィルム貼り付けの16次車と比較すると、艶やかな紅白で大幅に印象が異なります。
別の日にエアポート急行で運用中の6両編成。このグループの登場で、2007年から増備されて来た在来ステンレス車も全面塗装に改めることも検討している・・・との噂もありましたが、果たして実現するのでしょうか?
基本的には16次車に準拠する車内ですが、ドア上の液晶画面が左右で一体化したものになり、座席の袖仕切りも若干変更されました。
17次車で新規に採用された左右一体型の液晶画面。4ヶ国語(日本語・英語・中国語・韓国語)の表示に対応し、面積の広さを活かし路線図や駅構内の案内図をより大きく案内出来るようになりました。様々な改良で増備されて来た1000形ステンレス車グループですが、これで簡素なコストダウン編成のイメージが完全に払拭されましたね。