町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

移設まで残り僅かとなる青ガエル

2020年03月03日 | 東京急行電鉄

先月9日、渋谷駅ハチ公前広場に設置している青ガエル(旧東急デハ5001号車)が秋田県大館市に移設されることとなり、5月下旬に搬出が行われることが発表されました。14年間に渡りハチ公像と並ぶランドマークとして知られた同車ですが、いよいよ見納めになってしまいます。

表向きは地方創生だの地域の交流だのの名目ですが、再開発計画の進捗に伴い、不要になったから。というのが真実のようです。場所柄、落書き被害やガラスの破損も見られたことや写真でも分かる通り錆も目立ち、処分の危機も噂されていましたが、まさか縁もゆかりも無い秋田県に行く事になろうとは・・・。雪国なので保存場所の環境が気になるのはもちろん、整備にも多額の費用が毎年掛かりますが、果たして大館市側はそれらを含めた管理を適切にやっていけるんでしょうか。

妻面側の銘板などは全て撤去され、自重や検査表記は渋谷区の文字に書き換えられています。ちなみに広場側からは見えないのですが、反対側にはクーラーの室外機やダクトなどが置かれており、結構傷んでいるように感じます。

搬出の準備が始まるまで後2ヶ月弱ですが、大館市と渋谷区はハチ公繋がりで交流があるとはいえ、体良く不用品を押し付けたような感じが否めずどうにも複雑ですが、決まってしまった以上末永く保存されることを願いたいものです。

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