町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

今後の動向が注目されるE233系1000番台・京浜東北線

2020年10月18日 | JR東日本

2007年より、故障が多発していた2090番台の置き換えの為に登場し総勢830両が導入されE233系列で最大勢力になった京浜東北線向けの1000番台は、2014年度に川崎駅構内で発生した不慮の事故で101編成に廃車が出た以外、安定した活躍を続けて来ました。しかし2020627日、JR東日本より人員不足を補うべく京浜東北線のワンマン化を2024年を目処に検討していることが報道されました。このワンマン化は既存のE233系を改造して対処かと思われましたが、労働組合の資料から新形式の導入を実施し捻出されるE233系を地方線区に転用することが視野に入っていることが判明しています。

まだまだ新しい印象がありますが、早くも置き換えが近づいて来たE2331000番台。一応2024年には登場から17年目なので、地方転用などが発生してもおかしくはない車齢ではあります。E233系の後継車はE235系ワンマン対応車である事が発表されていますが山手線・京浜東北線共に103系が配置されていた1988年から実に36年ぶりに両線区で同じ形式が運用されることになります。

何かと話題の高輪ゲートウェイ駅の田町寄りで、左アングルで狙える数少ない撮影場所です。今回の都市型ワンマン化は地下鉄を除いて首都圏の重要通勤路線で初の試みであるだけに、利用者からも気になるところです。

路線カラーに合わせたブルーの座席が瀟洒な印象を与える車内。現在主流の17インチワイド液晶画面による車内案内表示は1000番台が初の設置でした。

中央線快速用の0番台より見易くなったワイド液晶画面。戸閉装置は引き続きスクリュー軸駆動電気式戸閉装置ですが、路線の特性から半自動機能は省略されています。転用改造時には設置されるでしょう。

2020年6月27日の時点の報道は、京浜東北線のワンマン化についてでしたが7月6日には横浜線もワンマン化の対象になっていることが公表され、同線向け6000番台も房総地区各線・高崎地区・中央本線甲府・松本地区、仙石線に転用することが検討されています。しかし現段階の資料では、未だ205系が活躍する相模線、東北本線宇都宮〜黒磯間、日光線については記載がない為、こちらには新型車かE233系ではない転用車になるのか、そちらも合わせて要注目と言えます。

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