今やすっかり日本を代表する漫画作品として浸透し幅広い世代から親しまれているドラえもんは2020年で連載開始から50周年という節目を迎えました。その記念企画の一環で西武鉄道では新宿線で運用されている30000系38101編成をフルラッピングを施し車内もドラえもんの特別仕様とした「DORAEMON-GO!」とすることを発表、同年10月8日から新宿線・拝島線系統で運用を開始しています。2021年10月〜12月には期間限定で池袋線系統でも運転され11月13・14日には西武秩父まで入線しました。
丸味の強い先頭部をドラえもんの顔に見立て、車体は青でフルラッピングされた38101編成。側面ドアの内2箇所も顔を模したデザインになっています。運用初日となった2020年10月8日には上石神井車両基地で報道陣向け公開セレモニーも実施されました。
西武鉄道の沿線にはアニメーション製作会社が点在していることから何かとアニメ・漫画とは縁が深いですが、この「DORAEMON-GO!」もドラえもんのTVアニメを製作しているシンエイ動画が西東京市田無町に所在することから実現する運びとなりました。
車内設備。座席は四次元ポケットを背凭れにデザインしたブルーの座席と、どこでもドアをイメージした貫通扉、青系で統一された吊り手やキャラクターが描かれた注意喚起のドアステッカーなど賑やかで楽しい雰囲気を演出しています。
ドア上に設置されている車内案内表示は登場以来の15インチ液晶画面で変わりありませんが、ドラえもん仕様のマナー喚起ステッカーが貼られました。
現段階では終了時期などの発表は無く今後も継続されるようですが、少しでも長い期間の運転を続けて貰いたいですね。